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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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「真っ赤なスカーフ」が終わり、ヤマト2199の新しいエンディング曲を歌う結城アイラさんが呼び込まれます。

既に先の第1話上映の中のエンディングとして観客はこの曲と出会っています。

クレジットも出ましたから結城アイラさんをご存知の方もいらしたでしょうが筆者は全く初めて知る方でした。


結城さんは花束を持って登場、宮川彬良さんに渡します。
なんと彬良さん今日がお誕生日!
運命の日としか言いようがありません。
新たなヤマトの旅立ちにこれ以上の日があるでしょうか。

そして新たなヤマトに乗り込む新たな顔に彬良さんから優しい言葉が贈られます。

「緊張しているのは僕も、出渕監督も同じだと思います。
一緒にこの艦(ふね)に乗って旅に出ましょう!」

「はい!」と答える結城アイラさんの澄んだ声が印象的でした。

ささきさんからはこれまでのヤマトを沢山の歌手の人が歌ってきた、というお話の中に島倉千代子さんと岩崎宏美さんの名前が出ました。
やっぱりささきさん、ヤマトの歴史を覚えてくれている人なんだなあと感激しました。
なので責任は重いですよと言いかけて、いやプレッシャーを与えまいとして、ヤマトに新風を吹き込んで欲しいとすぐに言い換えてた所にささきさんの心配りが窺えました。


思えばヤマトは新たな顔を次々に乗せて紡がれてきた歴史。
さらばの沢田研二、新たなる旅立ちの島倉千代子、永遠にの岩崎宏美や布施明などなど歌手の起用にそれは顕著でした。個人的には永遠にの公開記念イベントで布施明の歌を聴いた時にヤマトの新しい船出感が強かったのを思い出します。



全体がエエ話モードに流れて行ったのを出渕さんが「結城信輝とは関係ないんですよね」と会場を笑わせます(と言うか誰でも一応確認しておきたいところではあります)。

アイラさんから「実は私は結城信輝さんの娘でして一年で17年分成長したのです」みたいなギャグはないまま、出渕さんが「すみません落としてみました」とまとめます。

多少すべり目ではありましたが状況を俯瞰して見る方ならではのギャグだと感じました。


そしてヤマトの新しい歌が歌われます。
前奏で爪弾かれるピアノ。

これが宇宙の透き通った空間をイメージさせます。
少しだけ物悲しい感じは、イスカンダルと宇宙のお葬式の中間くらい。

映画「ヤマトよ永遠に」の挿入歌・岩崎宏美の「愛の生命」に似てます。
あと「ヤマトⅢ」のエンディング曲の「ヤマトよ永遠に」(紛らわしいですが)の前奏のピアノも思い起こさせます。

歌詞の内容は覚えてる部分で言うと「真っ赤なスカーフ」が旅立つ男の歌なら、こちらは見送る女性側の視点。そこも「愛の生命」に通じます。
信じて待ってます的な。
あと印象的なのが「愛ゆえに星を越えてゆくのでしょう」的な部分。
あ ヤマトの歌なんだなあと。愛の戦士たちの心情を理解して見送る歌なんだと、後はもうただただウットリです。

若い歌手の方にありがちな歌唱力ひけらかし型の歌い方ではなく、丁寧な歌唱で本当にこの人・この歌で良かったなぁと思いながら聴いてました。

歌詞は地球に残った女性目線でありながらどこか宇宙の女神が歌っているような感覚にしばし浸れることが出来ました。

この歌、第1話本編の直後に付けられててーーーーーーー




以下軽くネタバレ有です。




1コーラスの最後のボーカルでエンディングが終わり、ここでどーっと拍手が起きました。


その後すぐに予告が始まります。バックは宇宙のお葬式(無限に広がる大宇宙)。

エンディング曲のしっとりした感じの後に、悲壮感の強い予告。沖田艦長の重々しい語り、締めの一言は「地球滅亡まで三百と六十五日」。
エンディングのしっとり感と予告の厳粛さ。
このコントラストが非常に良かったです。
深夜に「銀河英雄伝説」を観ていたあの感覚に近いかも。
その回の終わりにうっとりして、また次の回への期待が高まる感じ。


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