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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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「宇宙のお葬式」絡みの解説はもう少し続きます。

ロックの譜面はそれほど細かく書かなくてもプレーヤーさんに後はよろしくねでなんとかなる、クラシックだとビオラのパートとか細かく書かないといけない。
M-1の時は時間に余裕があったけどM-22の時は時間がなくなってたんじゃないかと会場を笑わせます。


ロックにも色々あれど泰先生も彬良さんも好きだったのがプログレッシブロック、中でもELPというバンド。
だいたいこんな曲です、と演奏。
そのコードを応用すると「サーシャ」になったりヤマトっぽいメロディが生まれる。
ちょっとその誕生の瞬間に立ち会えたような錯覚。

このコードを使った曲としてM-5「空母の整列」新録音バージョンが掛かります。

次にかかるのが「艦隊の集結」。
似たようなモチーフのこの二曲がいかに違うか、いかに宮川泰がかんばったかという様子を「父はバッターボックスで一生懸命バットを振りました!」という楽しい例えで紹介。
ティンパニとバスドラムとブラスの低音で始まる、ドメル艦隊が集結する場面のあのドスの利いたド迫力の曲(ちなみにこの曲はヤマトが始動する時にも使われていて「艦隊の集結」というタイトルはBGM集で付けられたものかも)。
オーダーは「ベンハー」だったとのこと。


そして次に紹介される曲として彬良さんの口から出て来た意外なタイトル、これがなんと「コスモタイガー」(ちなみに当時の正確な曲名は「新コスモタイガー」)。

最初の26話にはコスモタイガーは出ていないが、とここで出渕さんが説明、「ヤマトよ永遠に」で初めてコスモタイガーの曲が出て来て(正確には「新たなる旅立ち」)今回のヤマト2199ではその曲を使いたいということをチーフディレクターの榎本さんが発案。
それが条件付きで…


「これにワンダバを載せてほしい」



すげー!
この意外さ!意外なくせに瞬時に合点が行ってしまうアイデアの妙!
これはすごい、すごい瞬間でした。
すいません、あまりのすごいアイデアに爆笑してしまいました。
実はこの曲、私ももちろん好きなんですが、どこかもう少し何かが付け足せる気がしていて、それは歌詞なんじゃないかってずっと思ってたんです。
後ワンダバを集めたCDを良く聴いてて、中でもウルトラマンダイナの歌詞付きのワンダバ(作曲/佐橋俊彦)が好きなこともあって(「うたかたの空夢」での印象的な使われ方も勿論)、コスモタイガーにも歌詞があったらなあと考えてたんですが、ワンダバそのものを載せるっていうのは思い付きませんでした。

ちなみに「ワンダバ」はウルトラシリーズの防衛隊の出撃シーンにしばしば使われる男性コーラスをフィーチャーした楽曲の総称。初出は帰ってきたウルトラマンのMATのテーマ曲。

そしてその「ワンダバコスモタイガー」も披露!
彬良さんの躍り付き!(笑)
いや躍りはオーバーですが、ワンダバが入る所で身ぶりが入るのが楽しく、会場からも手拍子が起こります。
彬良さんの、「(ワンダバを載せてみると)これが嫌じゃない。すごくいいかは別として」というコメントもなんとも楽しく、この曲を無理なく受け入れ易くものにしてくれます。

いやあでもこれも「ヤマト」なんです。
新作が作られる度に何か新しい要素が加わって、それは例えばパイプオルガンだったり、沢田研二だったり、シンセサイザーだったり、島倉千代子だったり、それが「ワンダバ」ですよ今回。嬉しくって笑うなっていう方が無理です。
ヤマトの歴史にまた一ページ。
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