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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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以下特報(PV)第2弾について、第1話にも触れる箇所あります。


「時に西暦2199年」
画面の奥から遊星爆弾が現れて地球へ落下していく映像。

このカットは特報第1弾にも本編にもありました。
このカットがフェードアウトしたと思ったら、低い男性の声で「さらば~~~~」、ヤマト主題歌のアカペラバージョンです。ただあれよりも重々しい感じは「さらば宇宙戦艦ヤマト」のラストで横向のヤマトのカットで使われたコーラスのみのブリッジみたいでもあります。

さらばの「ば」の所で「原作 西崎義展」と出て、沖田艦長のカットがインサート。

以下短く第1話から
冥王星会戦や各メインキャラのショットが編集されて。


「せんかん~」の「ん」で「総監督 出渕裕」
「ヤ~マ~」で沈没戦艦大和の司令塔から砲塔までカメラが引いて

「トー」ドバーン!でタイトルが起き上がり「宇宙戦艦ヤマト2199」 。


ここからはテンポアップしますが、ここではヴォーカルなし、つまり「元祖ヤマトのテーマ」に繋ぎ、しかもバランスが変えてあり主旋律のボリュームが抑えられて、副旋律のスキャットがよく聞こえる調整してある所にこの予告編を作った人のセンスを感じます。

サーシャの乗った宇宙船が火星に落下、沖田艦長の「司令部に暗号打電。天の岩戸ひらく」

すかさず「宇宙のお葬式(無限に広がる大宇宙」がかかり、森雪の語りで滅亡に瀕している地球の状況。美しい音楽、美しい映像に今回は美しい女性の声。

第1話でも森雪のナレーションありますが、当時ラジオドラマでヤマトをやった時に古代進の日記形式でストーリーが進められたのを思い出しました。
良い雰囲気です。




このパートでも第1話からのショットが編集されヤマト2199の世界観が集約的に表現されますが、唯一スターシャの声と姿が初登場。
「あなた達が未知の苦難を克服しこのイスカンダルに来ることを信じています」
旧作でもいたずらにつっこみを入れられやすかった、地球を救うつもりなら最初からコスモクリーナー送ってくれりゃいいのに的な問題に対して、やはり旧作通り地球人が自分の力で取りに来るのをスターシャが試している、という精神論を根幹に据えているのだなあと確認(ちなみに実写版ではその辺、スターシャの設定自体を変えたりしてクリアしてました)。


次に沖田艦長によってヤマトの艦としてのスペックが語られて。
「次元波動エンジンを搭載した恒星間航行用の宇宙船を既に完成させている」「なんだって?!」と驚く島や乗組員たち。

んー燃える!
スタッフトークで出渕さんからされた話と関連する部分です。

旧作でイスカンダルから設計図が届いてヤマトが完成するまでがあっという間、これはいくら何でも無理があるので今回変えたというお話。
実はイスカンダルから使者が来ることは地球側は折り込みで陽動作戦も用意され極秘裡にヤマトが作られていた、という流れがこの沖田と島の2カットに凝縮されている訳です。
「既に完成させている」→一同驚き
この流れ、観ているこっちにも驚きが伝染します。



音楽は交響組曲でいうところの「勝利」正確には3つに別れた「決戦 ~挑戦・出撃・勝利~」の3パートめ。


「その名はヤマト!」

そのヤマト(大和)へ向けて冥王星基地(たぶん)から超大型ミサイルが発射(レイアウトや陰影の演出がすばらしい)

ガミラスの戦闘機が上空を旋回して(機体の動きに付けてPANするダイナミックなカメラワークと夕景の背景画がすばらしい)ミサイル発射。

大和周辺に着弾。
かつて友永和秀さんが描いたあの爆発を踏まえた、より緻密な作画。

「イスカンダルは地球から16万8千光年離れた大マゼラン銀河に位置する」

この辺「16万」「マゼラン銀河」といった言い回しについて、今の科学水準で使われる言い方に変えたとトークにあった部分です。

古代守に別れを告げる進、守を死なせた沖田、古代に決断を迫る沖田(ここの沖田艦長の顔最高)

旧作でも、また実写版でも踏襲されたドラマがより濃厚に展開されそうに予感させるカットの畳み掛け。


そして!なんと!
沈没戦艦大和の砲台が回転!
えええっっっ?!?!?!

からの!主砲発射!!
思わず身を乗り出してしまいました、「なんだって?!」と沖田に反応した島のように。

なんかこう、変身前のモロボシダンがウルトラセブンの能力を発揮したみたいなカッコよさ。


音はあのヤマトの主砲発射音!
このSEは二段構えになっていて、二段目で、発射後に大和の周囲に衝撃派が伝わる引きの画になり、映像のインパクトが倍増されます。


ヤマト発進シークエンス。

「フライホイール接続」

「エネルギー充填120パーセント」

「波動エンジン、回転数良好、行きますっ」

旧作のエンジンがかかるかかからないかというドラマが踏まえられつつブラッシュアップされている島のセリフにワクワク感が高まります。

本編ならもっと時間をかけるところでしょうが、畳み掛けて来ます。

第1話にはないシークエンスなのでファンは皆はじめて観る映像。

「船体起こせ!」
「偽装解除!」
「抜錨!ヤマト発進!」

BGM音量レベル一層上げてタイトルが再びIN。

曲がサビから最後の盛り上がりへ向かう、主題歌の「さらば地球よ」のメロディをアレンジした女性コーラスの部分。


地球に到達した超大型ミサイル!

「抜錨!ヤマト発進します!」

島の若々しい感じ、いいなあ。

ブチブチって係留してたヒモみたいのが切れて。


「撃ち方はじめ!」
カッケー!

「撃(て)ーーっ!」
ズキュー!
ズキュー!
ズキュー!
主砲一斉射撃の内外のカット短く積み重ねて
ミサイル大爆発の光が画面いっぱいに

「勝利」のフィナーレ高らかに鳴り響いて


第一章「遥かなる旅立ち」
4月7日(土)発進!

どわーーー!!!

曲終わりの瞬間に大拍手しました。
オーケストラのコンサートの盛り上がりのような感じです。ヤマトの音楽と映像が巨大な爆発力を見せた瞬間でした。


あの特報第2弾は発進式の後21日に公式サイトなどでアップされたので、あの凄さは多くの人の目に触れていると思います。


でも実は発進式では感動ポイントが特報の直後にもう一つあったんです。

イベント開演前の場内に「イスカンダル(美しい大海を渡)る」などが流れていたのですが、特報上映終了直後にまた掛かったのです。

「勝利」が終わった次の曲が「イスカンダル」

これ「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」の曲順な訳です。


たぶんその辺意識して流したのだと思います(偶然ならそれはそれでヤマトの神の采配(笑))。

ヤマトの見事なまでの復活を体感できて、涙腺決壊しました。


私の中をすべてヤマトに占領された感じ。
脳がヤマトにもう一回フォーマットされたとでも申せましょうか(既にフォーマットされてるんですけどね)。


第1話上映でヤマト世界への導入、生アフレコで波動砲、特報でヤマト発進。

ヤマトのエッセンスをうまく配置したすばらしい構成のイベントでした。


多幸感に満ちたまま家路に着いた、思い出に残る一日でした。
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