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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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さいたまは7割ぐらいの入りだったが

新宿は、上映直前にチケットを買った時点では残席が3つほどだった。
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20160401(金)~0403(日)

ウルトラマンベリアルのシーンでやたら盛り上がっているが、

違和感あり。
神奈川県橋本のウルトラマンX(大地・アスナ出演)と

南青山の仮面ライダー1号(藤岡弘、トークショー)をはしご。

時間ギリギリかと思ったが、うまい具合に急行電車に乗れた余裕でハシゴ。
●吉本多香美に深キョンを思い出す
黒部進の娘であり、ウルトラマンティガの出演者でもある吉本多香美。
役柄もその両者を結ぶ、ミッシングリンク的なものかと思いきや
まったく関係なし。
遺跡の発掘などを行う研究者、教授でありながら、ドジっ子という
なんともレナ隊員とはかけ離れた役どころ。
ただ、そういう役どころだと分かるまでが結構長い。

遺跡の中に入った途端に転ぶ吉本多香美。

「遺跡の中に入ってはいけない」という理由が
神聖なものを侵してはいけない、という意味なのかと思いきや
「転んで危険だから」ということらしいが、これがそもそも伝わりにくい。
息子が「お母さんはすぐ転ぶんだから」というドジっこ特性の説明が
ずっと後に出てくるからだ。

神木隊長と立花副隊長の名前を間違えたりするくだりも
このキャラのおっちょこちょい特性を表現しているシーンのはずだが、
それに先立ってあるべき隊長・副隊長の自己紹介のシーンを削っているからなのかは分からないが、
神木隊長と副隊長のきょとんぶりとは別の次元で
観客はきょとんとしているのではなかろうか。
多少の脈絡を省いたとしても、このシーンが狙い通りに面白くなるとすれば
吉本多香美の演技力に一重にかかっている。

そして、この映画での吉本多香美が表現しようとしている
「ちょっと歳がいってるけどかわいいドジっこお母さん」は
今、テレビでやっているドラマでの深キョンのポジションに近い。
タイトルは知らないが、夜つけるとやっている(たまたまだが)、
ディーン・フジオカとのやつ。

そこそこキャリアのあるOLなのに仕事ができず、
しかしそのドジっこ属性ゆえに
イケメンからほっとかれない存在になっているという、
深キョン以外にはなかなか成立しない役が、深キョン故に一応見られるものになっているという
なかなか希有なドラマだ(とか言いつつタイトルは知らない)。

吉本多香美と深キョン。
元アイドル女優が歳を重ねた結果の目指すところが
ほぼ同じという、この「まだかわいさをギリ、売りにできる」感。

そんなところに「ティガから20年」の味わいを見いだすことも可能だろう。











●クレオパトラ(LiLiCo似)
マイケル富岡のオフィスのシーンで
マイケル富岡の後ろにクレオパトラがいたが一瞬LiLiCoかと思った。
無駄に存在感があり、小芝居が結構面白い。
誰だか知らないが将来有名になった時に、このシーンが使われれば結構笑いが取れるだろう。

●カルロスタワー
最初にカルロスタワーが映るシーンは、全景がセットだった。
普通こういう場合、ロケした実景を使うのが普通だと思うが、
セットを使うのが田口クオリティ。田口ワールドなのだろう。
作品世界、というか作品全体のテイストには実景よりもミニチュアの方がなじむというセンス。
やはり骨の髄まで特撮の人である証左と言える1カットである。

ちなみに、映画のラストで「前向きに行こう」とか言ってマイケル富岡が
自分のビルの「外」へ向かって歩いていくが、普通なら「中」へ入っていくべきだ。
前向きすぎる。

●ヘルメット
過去、防衛チームのヘルメットはたいがい役者がかぶるってサマにならない。
たぶんXioの中でヘルメットが一番似合うのはラボチームのマモルではないだろうか。
アスナもテレビではあえて被らないシーンとかもあったのに、
映画では、Xを見送るシーンでは外してもよかったのではないだろうか。

ヘルメットがたいがいありモノを改造して作っているはずだが、
どうしても額の上にくる横一直線のラインがかっこ悪さを醸し出す。

ウルトラセブンのウルトラ警備隊のヘルメットがなぜかっこよく見えるかと言うと
この「横一直線ライン」を巧みに隠してあるからである。
透明なバイザーの下ラインの曲線部分を、太いラインで縁取りすることで
ヘルメットの「横一直線ライン」が見えにくくなっているのである。
Xioもユニフォームのかっこよさを、ヘルメットが減衰している面があり
実におしい。
アスナは、カルロスコーポレーションのシーンでは
ヘルメットを小脇に抱えているが、なぜかポニーテールである。
マイケル富岡の秘書と、石を取り合うシーンの立ち回りでは
坂本浩一演出ばりの回し蹴りなどを期待する向きもあろうが、
それよりもポニーテールがほどけてロングの黒髪がほどける、
という演出は欲しかったところである。

舞台挨拶では、アスナ隊員役の坂ノ上茜は、映画のロケは食事が良くて
宇都宮の餃子などを食べたことが画面に出ていると言っていたが、
その通り、テレビよりパンパン気味なので(そこが良いのだが)
そういう意味では髪はおろしてあげるのが演出の優しさというものであろう。



新宿ピカデリーでの初日舞台挨拶を皮切りに、

大地、マモルをはじめとした神奈川組と

アスナ、ルイルイをはじめとしたさいたま組に分かれて行脚。

最後はユナイテッドシネマ豊洲で合流する(しかし大地は出ない)という一日。


新宿ピカデリー→Tジョイ大泉→イオンシネマ浦和美園(さいたまMOVIXは行けなかった)→豊洲

の舞台挨拶を見た。

ちなみにはしごがうまくいかなと、上映が見られないことも考えられるが、

最後の豊洲だけオープニング辺りで滑り込んだが

他は全て上映の頭から観ることができた。


浦和美園だけは、当日券を買って入ったが

2時頃の時点で残り3枚だったか最前列が1枚だけ残っていてラッキー、

開演までには完売した。


アスナとルイルイがウルトラマンゼロを取り合うという、

女子力が横溢した。


ちなみにイオンシネマ浦和美園は

侍戦隊シンケンジャーの初日舞台挨拶に行って以来である。


豊洲では

司会のTAKERUが段取りを忘れて田口監督の呼び込みを忘れてしめそうになり

岡崎Pが「ちょっと待ったー!」と叫んで進行を正す一幕も。



ウルトラマンXとしてはこの劇場版がとりあえず最終作であり、

卒業を思わせる一抹のさびしさも漂わせた。


あまり書ききれないが、楽しかったわー。

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