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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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ツイッターの普及は

そもそも意見交換し議論をする土壌のない多くの日本人に

印象操作によって、多数派工作をするような

広告代理店的なやり方を、一般人の「作法」として身に着けさせてしまったのではないだろうか。


似ていると思しき二つのものを並べて「完全一致」とする言い方を目にするようになって久しい。(個人的にはここ一、二年だろうか。もっと長いかも知れない)

「似ている」という言葉の曖昧さを排して「完全一致」とすることで「似ている」実態を

表現しようとしている。読む(見る)方は、それぞれに共通点を見出して「あーあー」と納得する。

大袈裟な言い回しで関心を喚起して、納得だけを引き出す。

この手法が行き渡れば「ここがこう」「どこはどう」という物の見方はうざったいものとされていくだろう。

「自分はこう思う」という感性が退却して「たぶんみんながこう思ってる」という

空気を読む作法が蔓延していくに違いない。



経済学者ケインズ言うところの「美人コンテスト理論」によって世論が傾いてしまうようなメンタリティが

もはやのっぴきならないまでに、人々の行動を左右していることの証しの一つが

イギリスの国民投票におけるEU離脱への一票なのだろう。


水が低きに流れるように、人間の精神も重力に引かれるように、

感情的な印象論に支配されがちになっている。

メディアによる影響のされやすさ、というのが根本的な理由で、

おそらく、メディア、たとえば自分が好きなメディア(アニメならアニメ、音楽なら音楽)に対して

一切、批判できないような心性が人間の隅々にまで行き渡った時に、

メディアを活用できる側の人間だけが甘い汁を吸えるような世界が訪れるのだろう。

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