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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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非常に面白かったです。主役不在の中でメインストーリーを下支えするサブエピソードは、スケバン刑事Ⅲで浅香唯が劇場版へ出張中の結花・由真のよう。それでいてティガ、初代マン、ゼットンも登場する大盤振る舞い。

街の上空(あるいは月)でゼットンを食い止める展開。ミニチュア破壊特撮が難しいという台所事情を逆手に取ったかのような都市の水際防衛という筋が、仲間が帰る場所を守るというストーリーとして結実していることの、ノンフィクション的面白さ。

たぶん他の怪獣だといかにもサブエピ然としてしまう所でゼットンという「終末」「絶体絶命」を連想させるキャラクター起用がこの展開に対して意味を持っている。これに初代マンで立ち向かうという筋が、ウルトライブという「なりきり」で表現されることでウルトラマンのあの最終回を知っている視聴者は「再現」というよりは「想起」という形でその姿を見ることになる。初代マンにウルトライブした千草の危うさと。視聴者の原体験が重なる面白さ。ウルトライブという設定の真骨頂。

そしてそのピンチをギンガが助けにくるというこのゾフィー的既視感。生ギンガと言うか素のギンガと言うかオリジンギンガと言うかヒカルがウルトライブした状態じゃないやつが(最終回以来)初めて単独で行動するという、サブエピなのに重要要素も含まれてたり。

宇宙人がまんま外を歩いているという日常風景に違和を放り込むウルトラゾーン感。あの番組は明らかにウルトラの新しい道筋を示す実験なのだったと再確認。とりもなおさず「ウルトラ的」。イベントでおなじみの外島グマ星人が登場という重要要素も含まれてたり。

つらつらと思うのは、都市破壊特撮を毎週テレビでやるというのは良くも悪くも高度経済成長期だから受容できただけで、911や311などを経た今では経済的事情も含めて時代の要請として無理がきているのは確かだということ。
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