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●大ボスの出現条件
ゴバスタ→エネトロンの蓄積
ガイア→ウルトラマンのエネルギー
※ヴァグラスのボス・メサイアが13年の長い暗闇から解放され亜空間からこの世界へ来るのにエネトロンが大量に必要ためエネトロンタンクを襲撃するのですが、ガイアの敵・破滅招来体も実は二人のウルトラマンを戦わせてそのエネルギーによってワームホールから地球へ現れようとしていました(これはシリーズ中盤の展開で終盤ではまた違うのですが)。
●主人公の名前
ゴバスタ→桜田ヒロム
ガイア→高山我夢、藤宮博也
※ゴバスタとガイアの共通点をこれだけ見た後では、主人公の名前「ヒロム」が「ヒロヤ(藤宮博也)」と「ガム(高山我夢)」を合わせたものではないかと思えます。
ついでに桜田の「桜」は「藤宮の藤」から、「田」は「高山のタ」とまで考えると、これは考えすぎかも知れませんね。
ちなみにバスターズのメンバーは姓が漢字、名がカタカナ。
ウルトラシリーズでは登場人物の名前がカタカナ表記の作品と、漢字表示の作品があります。
「ウルトラマン」はハヤタ、ムラマツ、イデなどカタカナ。「ウルトラセブン」もモロボシ、キリヤマ、フルハシなどカタカナ。
どちらの作品も当時の現代日本が舞台というよりは、近未来を舞台にしていたことから、純日本人を連想させる漢字名ではなく、日本人名ではありながらカタカナ表記にすることで、架空の世界の雰囲気を演出していたのだと思います。
これと比較すると、明確に当時の日本を舞台にしていた「帰ってきたウルトラマン」の登場人物は郷、加藤など漢字表記でした(以後ウルトラマンAなども基本的に漢字表記)。
平成になって「ウルトラマンティガ」「ダイナ」は近未来の設定なのでダイゴ、アスカなどカタカナ表記。次の「ガイア」はリアルタイムな時代設定だったので漢字表記です。
そして「桜田ヒロム」「岩崎リュウジ」「宇佐美ヨーコ」といった漢字とカタカナ併用、架空の世界とリアルな世界の中間を舞台にしていることを示唆するものかも知れません。「新西暦2012年」という表現も、現代が舞台でありながら実はそうではない、と臭わせているようにも思えます。
てなことを思いながら第1話を観ていましたので、ピンチのブルーバスターとイエローバスターの許へ向かうレッドバスターというタイムサスペンスの結末は、ゴーバスターズエースが登場して「間に合ったぁ!」というところで次回へ続く!というガイアの第1話のラストみたいになるんじゃないかとドキドキしながら観てました(笑)
ちなみにガイアのこのフォーマットは「機動戦士ガンダムSEED」という、かなり「ガイアリスペクト」で「ガイアトリビュート」な作品によって意識的に踏襲されています(監督がガイアのファンだったと公言されています)。
「ガンダムSEED」はキラとアスランという二人のパイロットの確執と友情がドラマの中心だったのは、我夢と藤宮の関係にインスパイアされたものです。
もしかしたら小林靖子さんや武部直美さんも、実はゴーバスターズを赤と青の二人にしたかったんじゃないかと想像したりしてます。
バスターブルーが一人で戦っているピンチにレッドバスターが駆けつけるという展開だったら…これはかなり燃えると思います。
ガイアが終わって13年。
優れた過去の作品としてガイアが参照されているのは明らかだと思います。
別にパクってるとかアホなことを言いたい訳ではありません。
時代が一巡りしたことをしみじみと感じる、嬉しいゴーバスターズ第1話でした。
あ、そうだオープニング後の提供ベースの音楽の出だしとかがガイアの提供ベースの曲にそっくりなんですよ!
チャッチャチャー♪
聴いてみて聴いてみて!
空をバックに立ってるっていう画も似てるなあ…
ゴバスタ→エネトロンの蓄積
ガイア→ウルトラマンのエネルギー
※ヴァグラスのボス・メサイアが13年の長い暗闇から解放され亜空間からこの世界へ来るのにエネトロンが大量に必要ためエネトロンタンクを襲撃するのですが、ガイアの敵・破滅招来体も実は二人のウルトラマンを戦わせてそのエネルギーによってワームホールから地球へ現れようとしていました(これはシリーズ中盤の展開で終盤ではまた違うのですが)。
●主人公の名前
ゴバスタ→桜田ヒロム
ガイア→高山我夢、藤宮博也
※ゴバスタとガイアの共通点をこれだけ見た後では、主人公の名前「ヒロム」が「ヒロヤ(藤宮博也)」と「ガム(高山我夢)」を合わせたものではないかと思えます。
ついでに桜田の「桜」は「藤宮の藤」から、「田」は「高山のタ」とまで考えると、これは考えすぎかも知れませんね。
ちなみにバスターズのメンバーは姓が漢字、名がカタカナ。
ウルトラシリーズでは登場人物の名前がカタカナ表記の作品と、漢字表示の作品があります。
「ウルトラマン」はハヤタ、ムラマツ、イデなどカタカナ。「ウルトラセブン」もモロボシ、キリヤマ、フルハシなどカタカナ。
どちらの作品も当時の現代日本が舞台というよりは、近未来を舞台にしていたことから、純日本人を連想させる漢字名ではなく、日本人名ではありながらカタカナ表記にすることで、架空の世界の雰囲気を演出していたのだと思います。
これと比較すると、明確に当時の日本を舞台にしていた「帰ってきたウルトラマン」の登場人物は郷、加藤など漢字表記でした(以後ウルトラマンAなども基本的に漢字表記)。
平成になって「ウルトラマンティガ」「ダイナ」は近未来の設定なのでダイゴ、アスカなどカタカナ表記。次の「ガイア」はリアルタイムな時代設定だったので漢字表記です。
そして「桜田ヒロム」「岩崎リュウジ」「宇佐美ヨーコ」といった漢字とカタカナ併用、架空の世界とリアルな世界の中間を舞台にしていることを示唆するものかも知れません。「新西暦2012年」という表現も、現代が舞台でありながら実はそうではない、と臭わせているようにも思えます。
てなことを思いながら第1話を観ていましたので、ピンチのブルーバスターとイエローバスターの許へ向かうレッドバスターというタイムサスペンスの結末は、ゴーバスターズエースが登場して「間に合ったぁ!」というところで次回へ続く!というガイアの第1話のラストみたいになるんじゃないかとドキドキしながら観てました(笑)
ちなみにガイアのこのフォーマットは「機動戦士ガンダムSEED」という、かなり「ガイアリスペクト」で「ガイアトリビュート」な作品によって意識的に踏襲されています(監督がガイアのファンだったと公言されています)。
「ガンダムSEED」はキラとアスランという二人のパイロットの確執と友情がドラマの中心だったのは、我夢と藤宮の関係にインスパイアされたものです。
もしかしたら小林靖子さんや武部直美さんも、実はゴーバスターズを赤と青の二人にしたかったんじゃないかと想像したりしてます。
バスターブルーが一人で戦っているピンチにレッドバスターが駆けつけるという展開だったら…これはかなり燃えると思います。
ガイアが終わって13年。
優れた過去の作品としてガイアが参照されているのは明らかだと思います。
別にパクってるとかアホなことを言いたい訳ではありません。
時代が一巡りしたことをしみじみと感じる、嬉しいゴーバスターズ第1話でした。
あ、そうだオープニング後の提供ベースの音楽の出だしとかがガイアの提供ベースの曲にそっくりなんですよ!
チャッチャチャー♪
聴いてみて聴いてみて!
空をバックに立ってるっていう画も似てるなあ…
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ゴーカイジャー最終回の予告編の時点でもブログに書いたのですが、ゴーバスターズにはウルトラマンガイアを彷彿とさせる様子がいくつかあって、モニターに写る「WORMHOKE」(ワームホール)の文字とか着地ズシャーとか、バックアップ組織の描写のリアル指向とか。
でもって第1話を観て。
ここまで「ガイアリスペクト」と言うか「ガイアトリビュート」が行われているとは、むふふ。
各シーンごとにそれぞれの違いや共通点を見て行きましょう。
●都市部の上空に謎の物体が現れるというシチュエーション。
ゴバスタ⇒ワームホール出現。キラキラしたエフェクト。見上げる人々。都市部なのでエキストラはサラリーマンやOLっぽい。
ガイア→ワームホール出現はモニターのCGで表現。都市部上空にはキラキラ光る水晶が出現。見上げるサラリーマンやOL(主人公の高山我夢の仲間たちも)。
※通行人がふと空の異変に気付くといった描写がそっくりです。気付いても歩いている人がいるなど、反応をバラつかせているところもよく似ています。どちらも群衆が一斉に同じリアクションを取るようにしないことで状況描写がリアルなものになっています。
●空から地上へ謎の物体が落下
ゴバスタ→ワームホールからロボットが降下。
ガイア→水晶がそのまま降下。
※ロボットが降下する時に、ロボットの足元なめの地上のビル街というロボットの主観のカットがありますが、これはガイアに主人公高山我夢が初めて変身した時に光と化して上昇して行く我夢目線の映像と方向性が逆なだけでそっくり。
●謎の物体が地表に着地
ゴバスタ→ロボットからズシャーっと土砂をはねあげて着地。
ガイア→水晶が土砂をズシャーっとはね上げて着地。中から宇宙怪獣コッヴ出現。
※土砂の上がり方が数本の水柱ならぬ土柱のようになるのが特徴で、ゴバスタにもガイアにも共通しています。ウルトラではダイナで佐川和夫特技監督が初めて使った手法で「○(マル)C佐川」と呼ばれています(注・ダイナの前に「ガメラ2 レギオン襲来」で使われていたようです。ガメラが着地した時の表現のために開発された、と操演技師の根岸泉さんの著作に書いてあるのを発見)。スタジオで大きな板=平台(ひらだい)の上に土砂を乗せ、下に仕込んだ火薬の爆発力で土砂をはねあげているらしいです。平台が一発でオシャカになるなど手間と費用がかかる手法だそうで(見るからにそうなんですが)、また予算縮小の煽りなどから以降の作品ではCGで表現されることが多いようです。
ゴバスタではメガゾードの着地カットはCG合成ですが、しかし合成の強みを生かして実景の人間や車込みで1カットに収めているところがガイアとは際立った違いです。
ガイアは水晶の着地による破壊は完全にミニチュアを使った特撮シーンでその作り込みの細かさでリアルさを追求しようとしています。
●市街地での破壊活動
ゴバスタ→ビルの間をロボットが進行、腕でビルをなぎ倒す。
ガイア→宇宙怪獣コッヴがビルの間を進行、腕でビルをなぎ倒す。
※まあ巨大キャラが市街地に出現した時の描写の定番と行ってしまえばそれまでですが、キャラクターとほぼ同じ大きさのビルとビルの間に立たせて威圧感を表現したレイアウトがよく似ています。
また今回のロボット、これまでの戦隊の巨大キャラのように元は等身大の怪人が巨大化して暴れるパターンとは全く違う描写になっているのも見ておきたい点です。
巨大化怪人ですと腕を振り回し脚で踏みつぶす系の動きが多かったはずですが、ロボット(メガゾード)は重量感を基本にして、その恐怖感を表現しています。
また黒煙を上げながらビル間にいる姿を、周囲の空を見せずに切り取るレイアウトなども、この物体が初めて人々の前に姿を見せた『目撃感』とでもいったものを狙っていてSFテイストが溢れてますね。
最初から巨大な物体として登場しているところは正にウルトラ怪獣的です(もちろん東映でもジャイアントロボとか大鉄人17とかありますが)。
ちなみにこのメガゾードのデザイン、ズゴックに似てるという意見もありますが(どちらかと言うとゾゴックの方が似てます。マイナーですが)、それよりも何よりもガイアの終盤に登場したカイザードビシという怪獣にそっくりです。
ずんぐりしたシルエットと一つ目が。
破滅魔虫という別名の通り破滅招来体の尖兵という役割もメガゾードと共通するものかも知れません。
●逃げ惑う市民
ゴバスタ→落下物をよけるように右往左往する人々。
ガイア→落下物をよけるように右往左往する人々。
※高層ビルが破壊されているため、頭にカバンを乗せて逃げるサラリーマンなどが出てくるのが両者に共通しています。まあシチュエーションが似ているので当然だという言い方も可能ですが、やはりゴバスタの場合都市災害として描こうとしている辺りこれまでの戦隊にはあまり見られない描写です。逃げる人々に寄り気味のカメラ、ドキュメンタリーっぽく手振れするカメラワークでそれを表現しています。
●1999年
ゴバスタ→13年前
ガイア→放送当時
※ガイアの場合、1998年9月放送開始で1年後に1999年を迎えるというタイミングでした。
1999年は、1973年にブームになった「ノストラダムスの大予言」という本によって、世界が滅亡するとされていた年、1999年7の月って話でしたのでガイアが最終回を迎える時期とほぼ合致しており、この年の世界の破滅を前提にしたストーリーになっていました。第1話の水晶体・コッヴの出現、それに続く怪獣達の登場はその前兆という位置付でした。
ゴ
バスタの「13年前」という設定は1999年の世相と言うか時代感覚
を踏まえているはずです。
ちなみに戦隊では「ゴーゴーV」が1999年2月から放送されていますが、都市災害をモチーフにした作品内容はもちろん同様の時代背景に基づいたものでしょう。
ガイアでも救助活動を専門に行うチームが防衛隊内に設定されているなどリアルな作品世界が構築されていました。
●秘密組織の出動
ゴバスタ→特命戦隊の出動
ガイア→XIG(シグ)の出動
※一応「特命戦隊」と書きましたが、ゴーバスターズをバックアップする組織自体の名前はまだ出てきてないですね、今のところ「匿名戦隊」ってところでしょうか(笑)
具体的には2話以降になるのでしょうが、1999年を起点にして「本番」に備えた組織が秘密裡に作られていたという設定はガイアも同様で、XIG(シグ)という組織がコンピュータの未来予測を起点にして極秘に組織されており、コッヴの出現と共に表立った活動を開始します。
どちらも地下組織といった雰囲気ですが、XIGの拠点は赤道軌道上空にあるエリアルベースという空中基地でした。
バスターズの面々はシューターに入って現場に駆けつけています。
XIGのメンバーは戦闘機に乗る時にやはりシューターを使う(もっと原典を探せばサンダーバードでしょうか)のが似ています。また戦闘機(ファイターと言います)の航続距離で到達できない場所にはファイターを早期警戒管制機(エーワックス)でもあるピースキャリーという大型飛行機に積んで現地(オーストラリア)に運ぶ回もありました。
ウルトラセブンでも事件現場へ向かう秘密のルートがウルトラ警備隊を中心に張り巡らされていて、ポインター(特殊自動車)がそれを使う描写がありました。
様々な場所で発生するはずの事件へのアクセス方法をできるだけリアルにしようという指向は、これまでの戦隊とは一線を画しています(もちろん走って現場へ駆けつける戦隊スタンダードもそれはそれで良いのです)。
●変身能力の獲得
ゴバスタ→1999年にある力をさずかり「本番」に備えて訓練やシミュレーションを積んだ。
ガイア→地球の破滅に備えて対策を準備する過程で、地球の力をさずかる。
※これも具体的には2話以降に説明がありそうですがヒロム・リュウジ・ヨーコの変身は1話時点では1999年のとある事件をきっかけにさずかったもののようです。
ウルトラマンガイアに変身する高山我夢も、ウルトラマンアグルに変身する藤宮博也もそれぞれ別の方法、タイミングですが地球からウルトラの力をさずかります。
ゴバスタは力をさずかり更に訓練やシミュレーションを積んで「本番」に備えています。
高山我夢はXIGの技術開発に携わり、世界の破滅をもたらす存在=破滅招来体の出現に備えてきて、実験を通じてウルトラマンの存在に辿り着き、その力をさずかります。
藤宮博也は地球の破滅をもたらす存在=根源的破滅招来体の襲来を予測したコンピュータ(光量子コンピュータ・クリシス)の計算結果を解析する過程でアグルと出会います。
いずれも第1話のエピソードに至る前段があるという点が共通しています。
我夢も藤宮も頭脳派タイプですが、「訓練」という意味では特に藤宮はアグルとしての能力を引き出すために筋トレに取り組んだりなんかしていました。
我夢もガイアに変身できるようになってから、光線の発射の仕方を練習したり、変身アイテムを自作したりして訓練や成長を重ねます。番組として「ヴァージョン・アップ・ファイト」をテーマとして掲げ、我夢と藤宮の成長の証としてウルトラマンガイアはウルトラマンガイア(V2)に成長します。後の作品に登場するガイアが「V2」が基本になっているのはそのためです。
でもって第1話を観て。
ここまで「ガイアリスペクト」と言うか「ガイアトリビュート」が行われているとは、むふふ。
各シーンごとにそれぞれの違いや共通点を見て行きましょう。
●都市部の上空に謎の物体が現れるというシチュエーション。
ゴバスタ⇒ワームホール出現。キラキラしたエフェクト。見上げる人々。都市部なのでエキストラはサラリーマンやOLっぽい。
ガイア→ワームホール出現はモニターのCGで表現。都市部上空にはキラキラ光る水晶が出現。見上げるサラリーマンやOL(主人公の高山我夢の仲間たちも)。
※通行人がふと空の異変に気付くといった描写がそっくりです。気付いても歩いている人がいるなど、反応をバラつかせているところもよく似ています。どちらも群衆が一斉に同じリアクションを取るようにしないことで状況描写がリアルなものになっています。
●空から地上へ謎の物体が落下
ゴバスタ→ワームホールからロボットが降下。
ガイア→水晶がそのまま降下。
※ロボットが降下する時に、ロボットの足元なめの地上のビル街というロボットの主観のカットがありますが、これはガイアに主人公高山我夢が初めて変身した時に光と化して上昇して行く我夢目線の映像と方向性が逆なだけでそっくり。
●謎の物体が地表に着地
ゴバスタ→ロボットからズシャーっと土砂をはねあげて着地。
ガイア→水晶が土砂をズシャーっとはね上げて着地。中から宇宙怪獣コッヴ出現。
※土砂の上がり方が数本の水柱ならぬ土柱のようになるのが特徴で、ゴバスタにもガイアにも共通しています。ウルトラではダイナで佐川和夫特技監督が初めて使った手法で「○(マル)C佐川」と呼ばれています(注・ダイナの前に「ガメラ2 レギオン襲来」で使われていたようです。ガメラが着地した時の表現のために開発された、と操演技師の根岸泉さんの著作に書いてあるのを発見)。スタジオで大きな板=平台(ひらだい)の上に土砂を乗せ、下に仕込んだ火薬の爆発力で土砂をはねあげているらしいです。平台が一発でオシャカになるなど手間と費用がかかる手法だそうで(見るからにそうなんですが)、また予算縮小の煽りなどから以降の作品ではCGで表現されることが多いようです。
ゴバスタではメガゾードの着地カットはCG合成ですが、しかし合成の強みを生かして実景の人間や車込みで1カットに収めているところがガイアとは際立った違いです。
ガイアは水晶の着地による破壊は完全にミニチュアを使った特撮シーンでその作り込みの細かさでリアルさを追求しようとしています。
●市街地での破壊活動
ゴバスタ→ビルの間をロボットが進行、腕でビルをなぎ倒す。
ガイア→宇宙怪獣コッヴがビルの間を進行、腕でビルをなぎ倒す。
※まあ巨大キャラが市街地に出現した時の描写の定番と行ってしまえばそれまでですが、キャラクターとほぼ同じ大きさのビルとビルの間に立たせて威圧感を表現したレイアウトがよく似ています。
また今回のロボット、これまでの戦隊の巨大キャラのように元は等身大の怪人が巨大化して暴れるパターンとは全く違う描写になっているのも見ておきたい点です。
巨大化怪人ですと腕を振り回し脚で踏みつぶす系の動きが多かったはずですが、ロボット(メガゾード)は重量感を基本にして、その恐怖感を表現しています。
また黒煙を上げながらビル間にいる姿を、周囲の空を見せずに切り取るレイアウトなども、この物体が初めて人々の前に姿を見せた『目撃感』とでもいったものを狙っていてSFテイストが溢れてますね。
最初から巨大な物体として登場しているところは正にウルトラ怪獣的です(もちろん東映でもジャイアントロボとか大鉄人17とかありますが)。
ちなみにこのメガゾードのデザイン、ズゴックに似てるという意見もありますが(どちらかと言うとゾゴックの方が似てます。マイナーですが)、それよりも何よりもガイアの終盤に登場したカイザードビシという怪獣にそっくりです。
ずんぐりしたシルエットと一つ目が。
破滅魔虫という別名の通り破滅招来体の尖兵という役割もメガゾードと共通するものかも知れません。
●逃げ惑う市民
ゴバスタ→落下物をよけるように右往左往する人々。
ガイア→落下物をよけるように右往左往する人々。
※高層ビルが破壊されているため、頭にカバンを乗せて逃げるサラリーマンなどが出てくるのが両者に共通しています。まあシチュエーションが似ているので当然だという言い方も可能ですが、やはりゴバスタの場合都市災害として描こうとしている辺りこれまでの戦隊にはあまり見られない描写です。逃げる人々に寄り気味のカメラ、ドキュメンタリーっぽく手振れするカメラワークでそれを表現しています。
●1999年
ゴバスタ→13年前
ガイア→放送当時
※ガイアの場合、1998年9月放送開始で1年後に1999年を迎えるというタイミングでした。
1999年は、1973年にブームになった「ノストラダムスの大予言」という本によって、世界が滅亡するとされていた年、1999年7の月って話でしたのでガイアが最終回を迎える時期とほぼ合致しており、この年の世界の破滅を前提にしたストーリーになっていました。第1話の水晶体・コッヴの出現、それに続く怪獣達の登場はその前兆という位置付でした。
ゴ
バスタの「13年前」という設定は1999年の世相と言うか時代感覚
を踏まえているはずです。
ちなみに戦隊では「ゴーゴーV」が1999年2月から放送されていますが、都市災害をモチーフにした作品内容はもちろん同様の時代背景に基づいたものでしょう。
ガイアでも救助活動を専門に行うチームが防衛隊内に設定されているなどリアルな作品世界が構築されていました。
●秘密組織の出動
ゴバスタ→特命戦隊の出動
ガイア→XIG(シグ)の出動
※一応「特命戦隊」と書きましたが、ゴーバスターズをバックアップする組織自体の名前はまだ出てきてないですね、今のところ「匿名戦隊」ってところでしょうか(笑)
具体的には2話以降になるのでしょうが、1999年を起点にして「本番」に備えた組織が秘密裡に作られていたという設定はガイアも同様で、XIG(シグ)という組織がコンピュータの未来予測を起点にして極秘に組織されており、コッヴの出現と共に表立った活動を開始します。
どちらも地下組織といった雰囲気ですが、XIGの拠点は赤道軌道上空にあるエリアルベースという空中基地でした。
バスターズの面々はシューターに入って現場に駆けつけています。
XIGのメンバーは戦闘機に乗る時にやはりシューターを使う(もっと原典を探せばサンダーバードでしょうか)のが似ています。また戦闘機(ファイターと言います)の航続距離で到達できない場所にはファイターを早期警戒管制機(エーワックス)でもあるピースキャリーという大型飛行機に積んで現地(オーストラリア)に運ぶ回もありました。
ウルトラセブンでも事件現場へ向かう秘密のルートがウルトラ警備隊を中心に張り巡らされていて、ポインター(特殊自動車)がそれを使う描写がありました。
様々な場所で発生するはずの事件へのアクセス方法をできるだけリアルにしようという指向は、これまでの戦隊とは一線を画しています(もちろん走って現場へ駆けつける戦隊スタンダードもそれはそれで良いのです)。
●変身能力の獲得
ゴバスタ→1999年にある力をさずかり「本番」に備えて訓練やシミュレーションを積んだ。
ガイア→地球の破滅に備えて対策を準備する過程で、地球の力をさずかる。
※これも具体的には2話以降に説明がありそうですがヒロム・リュウジ・ヨーコの変身は1話時点では1999年のとある事件をきっかけにさずかったもののようです。
ウルトラマンガイアに変身する高山我夢も、ウルトラマンアグルに変身する藤宮博也もそれぞれ別の方法、タイミングですが地球からウルトラの力をさずかります。
ゴバスタは力をさずかり更に訓練やシミュレーションを積んで「本番」に備えています。
高山我夢はXIGの技術開発に携わり、世界の破滅をもたらす存在=破滅招来体の出現に備えてきて、実験を通じてウルトラマンの存在に辿り着き、その力をさずかります。
藤宮博也は地球の破滅をもたらす存在=根源的破滅招来体の襲来を予測したコンピュータ(光量子コンピュータ・クリシス)の計算結果を解析する過程でアグルと出会います。
いずれも第1話のエピソードに至る前段があるという点が共通しています。
我夢も藤宮も頭脳派タイプですが、「訓練」という意味では特に藤宮はアグルとしての能力を引き出すために筋トレに取り組んだりなんかしていました。
我夢もガイアに変身できるようになってから、光線の発射の仕方を練習したり、変身アイテムを自作したりして訓練や成長を重ねます。番組として「ヴァージョン・アップ・ファイト」をテーマとして掲げ、我夢と藤宮の成長の証としてウルトラマンガイアはウルトラマンガイア(V2)に成長します。後の作品に登場するガイアが「V2」が基本になっているのはそのためです。
2012年2月25日(土)
去年の12月から今年の5月13日までよみうりランドではウルトラQの常設アトラクションが開催中で、たぶんそれとの絡みでウルトラのイベントがちょいちょい行われてます。
ウルトラマンナイスの部屋とか、マグマ星人のバンジージャンプとか。
生ウルトラファイトショーは過去2回やっていて観たかったんですがどちらも行けず今回初観戦。
出演怪獣はよみうりランドのサイトに事前に載っていて、マグマ星人、ガラモン、キングジョー、テレスドン。
マグマ星人が実況しながら怪獣ファイトが行われるんだろーなーと楽しみにして出掛けました。
ちなみにウルトラファイト関連という意味では、DVD-BOX発売時に山田二郎さんが実況するイベントに行ったことがあります。エレキングのことを最後まで「エレキマン」と言い通していたのが強い印象を残したイベントでした。
ということで今回の生ウルトラファイト、12:00、13:00、15:00の三回公演。
初回は間に合わずショー終わりのMCの途中。
映画ウルトラマンサーガを観た人ーと客席に向かって聞いてましたが誰もおらず。マグマ星人もまだなので仲間。
あ この日雨が降って気温も低くお客さん十人前後…(屋外ステージです)
ショーとショーの合間にはウルトラ関連のBGMやお歌がスピーカーから。
ウルトラファイトの曲やウルトラQのお歌が。楽しい楽しい。幼少のみぎりに聴いて以来じゃないかという懐かしさ。
流れてきたカラオケに、たしか途中でセリフが入ったよなあ…とか、ウルトラエースとか言ってたぞ、とか記憶を呼び覚ましながら。
その後でボーカル入りのが流れてきて、ああ!そうそうこれこれ!と、開演前も楽しめました。
マグマ星人の生場内アナウンスもあり、開演時間を言い間違えて訂正したり。
さてショーの始まり。
「ウルトラファイト!」の掛け声とティンパニの♪ダカダンで始まる懐かしいオープニング曲。
続けてウクレレ?をフィーチャーしたこれまたお馴染みのBGMと共にガラモン登場。
マグマ星人によるナレーション。
「ここはよみうりランド光の広場(実際は太陽の広場)こごえるような寒さの中、現れたのは隕石怪獣ガラモンだ!」とリアルな気候も織り交ぜつつ実況開始。
そこへ地底怪獣テレスドン出現。
「ガラモンが呑気にお花を摘んでいるガラモンを見つけてたテレスドン」
と楽しいウルトラファイトわーるど突入。
「おいおい何やってんだよ」
「なんだべ~、あんた~」
テレスドンがチンピラ、ガラモンがいなか娘な設定のようです。
「地底から出てきたばっかりで体がなまってるんだ柔軟手伝ってくれぃ」
しぶしぶテレスドンをマッサージするように押すガラモン。
ウルトラファイトというよりはウルトラゾーン。
ガラモン力が入りすぎてテレスドンの関節からゴリッという音が。
テレスドン、ガラモンをタコなぐりします。
「待て待てそこまでだ!」とマグマ星人。
チンピラに絡まれたお嬢さんを助けるさすらいのヒーローの体(てい)。
テレスドンに打点の高いキックを決めたりしてテレスドンを撃退します。
ちなみにこのテレスドン、着ぐるみは普通にテレスドンです。
後にデットンになるくたくたテレスドンではありません(^o^;)
無事に助かったガラモンお嬢さんを確認してマグマ星人は去ろうとしますが、ガラモンが弟子入りしたいと申し出ます。
パンチとかキックならウルトラマン列伝を見てウルトラマンに習えと円谷の宣伝込みで断るマグマ星人。
一番弟子のキングジョー登場。
キングジョー兄さんの弟分として弟子入り決定。
まずは会場のお客さんと一緒に挨拶の練習。
返事をする時には大きく手を挙げて。
お礼は大きくおじぎして。
続けて会場の子ども達と一緒によみうりランドのウルトラショー恒例のものまね大会。
キングジョーと一緒に飛行機になりきって(他の回では電車や猫)ぐるぐる回ります。
お子様たちもキングジョーも楽しそう。
一度倒れたら自力では立てないキングジョーを子ども達が起こしてやる一幕も。
子ども達に渡すプレゼントをマグマ星人が取りに行っている間にキングジョーに漫談でつなげというむちゃぶりもあり(ブイーンブイーンというSEだけが鳴り響く)。
ステージは本筋へ戻って。
マグマ星人とキングジョーをカイザーベリアルが襲撃。
マグマ星人からは「社長」ですが、最近出番が少なくなったための八つ当たりらしいです。
ここからノリがシリアスに。
キングジョーが倒され、弟子の仇討ちとばかりにサーベルを装置して立ち向かうマグマ星人もやられます。
残されたガラモンが勇敢に立ち上がりますがカイザーベリアルに歯が立ちません。
しかしガラモンはマグマ星人の教えを思い出し(マグマ星人役の人の実況で進行します)、大きく手を挙げてはカイザーベリアルに打撃を与え、大きくおじぎしてはカイザーベリアルの攻撃をよけ、会場の声援と共にカイザーベリアルを倒します。
しかしガラモンは悲しみに包まれます。
キングジョー兄さんもマグマ師匠もいません。
一人寂しくステージ上に残されています。
そこへ鳴り響くマグマ星人の笑い声。
マグマ星人とキングジョーがガラモンの前に姿を見せます。
実はカイザーベリアルはキングジョーが作り出した立体映像で、ガラモンを本気で特訓させるためのお芝居だったとさ。
というオチです。
固まったままマグマ星人を見るガラモンが大変可笑しい、泣けて笑えるショーでした。
ウルトラファイトのノリをストーリーで膨らませた新しい「ウルトラゾーン」と言えましょう。
去年の12月から今年の5月13日までよみうりランドではウルトラQの常設アトラクションが開催中で、たぶんそれとの絡みでウルトラのイベントがちょいちょい行われてます。
ウルトラマンナイスの部屋とか、マグマ星人のバンジージャンプとか。
生ウルトラファイトショーは過去2回やっていて観たかったんですがどちらも行けず今回初観戦。
出演怪獣はよみうりランドのサイトに事前に載っていて、マグマ星人、ガラモン、キングジョー、テレスドン。
マグマ星人が実況しながら怪獣ファイトが行われるんだろーなーと楽しみにして出掛けました。
ちなみにウルトラファイト関連という意味では、DVD-BOX発売時に山田二郎さんが実況するイベントに行ったことがあります。エレキングのことを最後まで「エレキマン」と言い通していたのが強い印象を残したイベントでした。
ということで今回の生ウルトラファイト、12:00、13:00、15:00の三回公演。
初回は間に合わずショー終わりのMCの途中。
映画ウルトラマンサーガを観た人ーと客席に向かって聞いてましたが誰もおらず。マグマ星人もまだなので仲間。
あ この日雨が降って気温も低くお客さん十人前後…(屋外ステージです)
ショーとショーの合間にはウルトラ関連のBGMやお歌がスピーカーから。
ウルトラファイトの曲やウルトラQのお歌が。楽しい楽しい。幼少のみぎりに聴いて以来じゃないかという懐かしさ。
流れてきたカラオケに、たしか途中でセリフが入ったよなあ…とか、ウルトラエースとか言ってたぞ、とか記憶を呼び覚ましながら。
その後でボーカル入りのが流れてきて、ああ!そうそうこれこれ!と、開演前も楽しめました。
マグマ星人の生場内アナウンスもあり、開演時間を言い間違えて訂正したり。
さてショーの始まり。
「ウルトラファイト!」の掛け声とティンパニの♪ダカダンで始まる懐かしいオープニング曲。
続けてウクレレ?をフィーチャーしたこれまたお馴染みのBGMと共にガラモン登場。
マグマ星人によるナレーション。
「ここはよみうりランド光の広場(実際は太陽の広場)こごえるような寒さの中、現れたのは隕石怪獣ガラモンだ!」とリアルな気候も織り交ぜつつ実況開始。
そこへ地底怪獣テレスドン出現。
「ガラモンが呑気にお花を摘んでいるガラモンを見つけてたテレスドン」
と楽しいウルトラファイトわーるど突入。
「おいおい何やってんだよ」
「なんだべ~、あんた~」
テレスドンがチンピラ、ガラモンがいなか娘な設定のようです。
「地底から出てきたばっかりで体がなまってるんだ柔軟手伝ってくれぃ」
しぶしぶテレスドンをマッサージするように押すガラモン。
ウルトラファイトというよりはウルトラゾーン。
ガラモン力が入りすぎてテレスドンの関節からゴリッという音が。
テレスドン、ガラモンをタコなぐりします。
「待て待てそこまでだ!」とマグマ星人。
チンピラに絡まれたお嬢さんを助けるさすらいのヒーローの体(てい)。
テレスドンに打点の高いキックを決めたりしてテレスドンを撃退します。
ちなみにこのテレスドン、着ぐるみは普通にテレスドンです。
後にデットンになるくたくたテレスドンではありません(^o^;)
無事に助かったガラモンお嬢さんを確認してマグマ星人は去ろうとしますが、ガラモンが弟子入りしたいと申し出ます。
パンチとかキックならウルトラマン列伝を見てウルトラマンに習えと円谷の宣伝込みで断るマグマ星人。
一番弟子のキングジョー登場。
キングジョー兄さんの弟分として弟子入り決定。
まずは会場のお客さんと一緒に挨拶の練習。
返事をする時には大きく手を挙げて。
お礼は大きくおじぎして。
続けて会場の子ども達と一緒によみうりランドのウルトラショー恒例のものまね大会。
キングジョーと一緒に飛行機になりきって(他の回では電車や猫)ぐるぐる回ります。
お子様たちもキングジョーも楽しそう。
一度倒れたら自力では立てないキングジョーを子ども達が起こしてやる一幕も。
子ども達に渡すプレゼントをマグマ星人が取りに行っている間にキングジョーに漫談でつなげというむちゃぶりもあり(ブイーンブイーンというSEだけが鳴り響く)。
ステージは本筋へ戻って。
マグマ星人とキングジョーをカイザーベリアルが襲撃。
マグマ星人からは「社長」ですが、最近出番が少なくなったための八つ当たりらしいです。
ここからノリがシリアスに。
キングジョーが倒され、弟子の仇討ちとばかりにサーベルを装置して立ち向かうマグマ星人もやられます。
残されたガラモンが勇敢に立ち上がりますがカイザーベリアルに歯が立ちません。
しかしガラモンはマグマ星人の教えを思い出し(マグマ星人役の人の実況で進行します)、大きく手を挙げてはカイザーベリアルに打撃を与え、大きくおじぎしてはカイザーベリアルの攻撃をよけ、会場の声援と共にカイザーベリアルを倒します。
しかしガラモンは悲しみに包まれます。
キングジョー兄さんもマグマ師匠もいません。
一人寂しくステージ上に残されています。
そこへ鳴り響くマグマ星人の笑い声。
マグマ星人とキングジョーがガラモンの前に姿を見せます。
実はカイザーベリアルはキングジョーが作り出した立体映像で、ガラモンを本気で特訓させるためのお芝居だったとさ。
というオチです。
固まったままマグマ星人を見るガラモンが大変可笑しい、泣けて笑えるショーでした。
ウルトラファイトのノリをストーリーで膨らませた新しい「ウルトラゾーン」と言えましょう。
以下特報(PV)第2弾について、第1話にも触れる箇所あります。
「時に西暦2199年」
画面の奥から遊星爆弾が現れて地球へ落下していく映像。
このカットは特報第1弾にも本編にもありました。
このカットがフェードアウトしたと思ったら、低い男性の声で「さらば~~~~」、ヤマト主題歌のアカペラバージョンです。ただあれよりも重々しい感じは「さらば宇宙戦艦ヤマト」のラストで横向のヤマトのカットで使われたコーラスのみのブリッジみたいでもあります。
さらばの「ば」の所で「原作 西崎義展」と出て、沖田艦長のカットがインサート。
以下短く第1話から
冥王星会戦や各メインキャラのショットが編集されて。
「せんかん~」の「ん」で「総監督 出渕裕」
「ヤ~マ~」で沈没戦艦大和の司令塔から砲塔までカメラが引いて
「トー」ドバーン!でタイトルが起き上がり「宇宙戦艦ヤマト2199」 。
ここからはテンポアップしますが、ここではヴォーカルなし、つまり「元祖ヤマトのテーマ」に繋ぎ、しかもバランスが変えてあり主旋律のボリュームが抑えられて、副旋律のスキャットがよく聞こえる調整してある所にこの予告編を作った人のセンスを感じます。
サーシャの乗った宇宙船が火星に落下、沖田艦長の「司令部に暗号打電。天の岩戸ひらく」
すかさず「宇宙のお葬式(無限に広がる大宇宙」がかかり、森雪の語りで滅亡に瀕している地球の状況。美しい音楽、美しい映像に今回は美しい女性の声。
第1話でも森雪のナレーションありますが、当時ラジオドラマでヤマトをやった時に古代進の日記形式でストーリーが進められたのを思い出しました。
良い雰囲気です。
このパートでも第1話からのショットが編集されヤマト2199の世界観が集約的に表現されますが、唯一スターシャの声と姿が初登場。
「あなた達が未知の苦難を克服しこのイスカンダルに来ることを信じています」
旧作でもいたずらにつっこみを入れられやすかった、地球を救うつもりなら最初からコスモクリーナー送ってくれりゃいいのに的な問題に対して、やはり旧作通り地球人が自分の力で取りに来るのをスターシャが試している、という精神論を根幹に据えているのだなあと確認(ちなみに実写版ではその辺、スターシャの設定自体を変えたりしてクリアしてました)。
次に沖田艦長によってヤマトの艦としてのスペックが語られて。
「次元波動エンジンを搭載した恒星間航行用の宇宙船を既に完成させている」「なんだって?!」と驚く島や乗組員たち。
んー燃える!
スタッフトークで出渕さんからされた話と関連する部分です。
旧作でイスカンダルから設計図が届いてヤマトが完成するまでがあっという間、これはいくら何でも無理があるので今回変えたというお話。
実はイスカンダルから使者が来ることは地球側は折り込みで陽動作戦も用意され極秘裡にヤマトが作られていた、という流れがこの沖田と島の2カットに凝縮されている訳です。
「既に完成させている」→一同驚き
この流れ、観ているこっちにも驚きが伝染します。
音楽は交響組曲でいうところの「勝利」正確には3つに別れた「決戦 ~挑戦・出撃・勝利~」の3パートめ。
「その名はヤマト!」
そのヤマト(大和)へ向けて冥王星基地(たぶん)から超大型ミサイルが発射(レイアウトや陰影の演出がすばらしい)
ガミラスの戦闘機が上空を旋回して(機体の動きに付けてPANするダイナミックなカメラワークと夕景の背景画がすばらしい)ミサイル発射。
大和周辺に着弾。
かつて友永和秀さんが描いたあの爆発を踏まえた、より緻密な作画。
「イスカンダルは地球から16万8千光年離れた大マゼラン銀河に位置する」
この辺「16万」「マゼラン銀河」といった言い回しについて、今の科学水準で使われる言い方に変えたとトークにあった部分です。
古代守に別れを告げる進、守を死なせた沖田、古代に決断を迫る沖田(ここの沖田艦長の顔最高)
旧作でも、また実写版でも踏襲されたドラマがより濃厚に展開されそうに予感させるカットの畳み掛け。
そして!なんと!
沈没戦艦大和の砲台が回転!
えええっっっ?!?!?!
からの!主砲発射!!
思わず身を乗り出してしまいました、「なんだって?!」と沖田に反応した島のように。
なんかこう、変身前のモロボシダンがウルトラセブンの能力を発揮したみたいなカッコよさ。
音はあのヤマトの主砲発射音!
このSEは二段構えになっていて、二段目で、発射後に大和の周囲に衝撃派が伝わる引きの画になり、映像のインパクトが倍増されます。
ヤマト発進シークエンス。
「フライホイール接続」
「エネルギー充填120パーセント」
「波動エンジン、回転数良好、行きますっ」
旧作のエンジンがかかるかかからないかというドラマが踏まえられつつブラッシュアップされている島のセリフにワクワク感が高まります。
本編ならもっと時間をかけるところでしょうが、畳み掛けて来ます。
第1話にはないシークエンスなのでファンは皆はじめて観る映像。
「船体起こせ!」
「偽装解除!」
「抜錨!ヤマト発進!」
BGM音量レベル一層上げてタイトルが再びIN。
曲がサビから最後の盛り上がりへ向かう、主題歌の「さらば地球よ」のメロディをアレンジした女性コーラスの部分。
地球に到達した超大型ミサイル!
「抜錨!ヤマト発進します!」
島の若々しい感じ、いいなあ。
ブチブチって係留してたヒモみたいのが切れて。
「撃ち方はじめ!」
カッケー!
「撃(て)ーーっ!」
ズキュー!
ズキュー!
ズキュー!
主砲一斉射撃の内外のカット短く積み重ねて
ミサイル大爆発の光が画面いっぱいに
「勝利」のフィナーレ高らかに鳴り響いて
第一章「遥かなる旅立ち」
4月7日(土)発進!
どわーーー!!!
曲終わりの瞬間に大拍手しました。
オーケストラのコンサートの盛り上がりのような感じです。ヤマトの音楽と映像が巨大な爆発力を見せた瞬間でした。
あの特報第2弾は発進式の後21日に公式サイトなどでアップされたので、あの凄さは多くの人の目に触れていると思います。
でも実は発進式では感動ポイントが特報の直後にもう一つあったんです。
イベント開演前の場内に「イスカンダル(美しい大海を渡)る」などが流れていたのですが、特報上映終了直後にまた掛かったのです。
「勝利」が終わった次の曲が「イスカンダル」
これ「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」の曲順な訳です。
たぶんその辺意識して流したのだと思います(偶然ならそれはそれでヤマトの神の采配(笑))。
ヤマトの見事なまでの復活を体感できて、涙腺決壊しました。
私の中をすべてヤマトに占領された感じ。
脳がヤマトにもう一回フォーマットされたとでも申せましょうか(既にフォーマットされてるんですけどね)。
第1話上映でヤマト世界への導入、生アフレコで波動砲、特報でヤマト発進。
ヤマトのエッセンスをうまく配置したすばらしい構成のイベントでした。
多幸感に満ちたまま家路に着いた、思い出に残る一日でした。
「時に西暦2199年」
画面の奥から遊星爆弾が現れて地球へ落下していく映像。
このカットは特報第1弾にも本編にもありました。
このカットがフェードアウトしたと思ったら、低い男性の声で「さらば~~~~」、ヤマト主題歌のアカペラバージョンです。ただあれよりも重々しい感じは「さらば宇宙戦艦ヤマト」のラストで横向のヤマトのカットで使われたコーラスのみのブリッジみたいでもあります。
さらばの「ば」の所で「原作 西崎義展」と出て、沖田艦長のカットがインサート。
以下短く第1話から
冥王星会戦や各メインキャラのショットが編集されて。
「せんかん~」の「ん」で「総監督 出渕裕」
「ヤ~マ~」で沈没戦艦大和の司令塔から砲塔までカメラが引いて
「トー」ドバーン!でタイトルが起き上がり「宇宙戦艦ヤマト2199」 。
ここからはテンポアップしますが、ここではヴォーカルなし、つまり「元祖ヤマトのテーマ」に繋ぎ、しかもバランスが変えてあり主旋律のボリュームが抑えられて、副旋律のスキャットがよく聞こえる調整してある所にこの予告編を作った人のセンスを感じます。
サーシャの乗った宇宙船が火星に落下、沖田艦長の「司令部に暗号打電。天の岩戸ひらく」
すかさず「宇宙のお葬式(無限に広がる大宇宙」がかかり、森雪の語りで滅亡に瀕している地球の状況。美しい音楽、美しい映像に今回は美しい女性の声。
第1話でも森雪のナレーションありますが、当時ラジオドラマでヤマトをやった時に古代進の日記形式でストーリーが進められたのを思い出しました。
良い雰囲気です。
このパートでも第1話からのショットが編集されヤマト2199の世界観が集約的に表現されますが、唯一スターシャの声と姿が初登場。
「あなた達が未知の苦難を克服しこのイスカンダルに来ることを信じています」
旧作でもいたずらにつっこみを入れられやすかった、地球を救うつもりなら最初からコスモクリーナー送ってくれりゃいいのに的な問題に対して、やはり旧作通り地球人が自分の力で取りに来るのをスターシャが試している、という精神論を根幹に据えているのだなあと確認(ちなみに実写版ではその辺、スターシャの設定自体を変えたりしてクリアしてました)。
次に沖田艦長によってヤマトの艦としてのスペックが語られて。
「次元波動エンジンを搭載した恒星間航行用の宇宙船を既に完成させている」「なんだって?!」と驚く島や乗組員たち。
んー燃える!
スタッフトークで出渕さんからされた話と関連する部分です。
旧作でイスカンダルから設計図が届いてヤマトが完成するまでがあっという間、これはいくら何でも無理があるので今回変えたというお話。
実はイスカンダルから使者が来ることは地球側は折り込みで陽動作戦も用意され極秘裡にヤマトが作られていた、という流れがこの沖田と島の2カットに凝縮されている訳です。
「既に完成させている」→一同驚き
この流れ、観ているこっちにも驚きが伝染します。
音楽は交響組曲でいうところの「勝利」正確には3つに別れた「決戦 ~挑戦・出撃・勝利~」の3パートめ。
「その名はヤマト!」
そのヤマト(大和)へ向けて冥王星基地(たぶん)から超大型ミサイルが発射(レイアウトや陰影の演出がすばらしい)
ガミラスの戦闘機が上空を旋回して(機体の動きに付けてPANするダイナミックなカメラワークと夕景の背景画がすばらしい)ミサイル発射。
大和周辺に着弾。
かつて友永和秀さんが描いたあの爆発を踏まえた、より緻密な作画。
「イスカンダルは地球から16万8千光年離れた大マゼラン銀河に位置する」
この辺「16万」「マゼラン銀河」といった言い回しについて、今の科学水準で使われる言い方に変えたとトークにあった部分です。
古代守に別れを告げる進、守を死なせた沖田、古代に決断を迫る沖田(ここの沖田艦長の顔最高)
旧作でも、また実写版でも踏襲されたドラマがより濃厚に展開されそうに予感させるカットの畳み掛け。
そして!なんと!
沈没戦艦大和の砲台が回転!
えええっっっ?!?!?!
からの!主砲発射!!
思わず身を乗り出してしまいました、「なんだって?!」と沖田に反応した島のように。
なんかこう、変身前のモロボシダンがウルトラセブンの能力を発揮したみたいなカッコよさ。
音はあのヤマトの主砲発射音!
このSEは二段構えになっていて、二段目で、発射後に大和の周囲に衝撃派が伝わる引きの画になり、映像のインパクトが倍増されます。
ヤマト発進シークエンス。
「フライホイール接続」
「エネルギー充填120パーセント」
「波動エンジン、回転数良好、行きますっ」
旧作のエンジンがかかるかかからないかというドラマが踏まえられつつブラッシュアップされている島のセリフにワクワク感が高まります。
本編ならもっと時間をかけるところでしょうが、畳み掛けて来ます。
第1話にはないシークエンスなのでファンは皆はじめて観る映像。
「船体起こせ!」
「偽装解除!」
「抜錨!ヤマト発進!」
BGM音量レベル一層上げてタイトルが再びIN。
曲がサビから最後の盛り上がりへ向かう、主題歌の「さらば地球よ」のメロディをアレンジした女性コーラスの部分。
地球に到達した超大型ミサイル!
「抜錨!ヤマト発進します!」
島の若々しい感じ、いいなあ。
ブチブチって係留してたヒモみたいのが切れて。
「撃ち方はじめ!」
カッケー!
「撃(て)ーーっ!」
ズキュー!
ズキュー!
ズキュー!
主砲一斉射撃の内外のカット短く積み重ねて
ミサイル大爆発の光が画面いっぱいに
「勝利」のフィナーレ高らかに鳴り響いて
第一章「遥かなる旅立ち」
4月7日(土)発進!
どわーーー!!!
曲終わりの瞬間に大拍手しました。
オーケストラのコンサートの盛り上がりのような感じです。ヤマトの音楽と映像が巨大な爆発力を見せた瞬間でした。
あの特報第2弾は発進式の後21日に公式サイトなどでアップされたので、あの凄さは多くの人の目に触れていると思います。
でも実は発進式では感動ポイントが特報の直後にもう一つあったんです。
イベント開演前の場内に「イスカンダル(美しい大海を渡)る」などが流れていたのですが、特報上映終了直後にまた掛かったのです。
「勝利」が終わった次の曲が「イスカンダル」
これ「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」の曲順な訳です。
たぶんその辺意識して流したのだと思います(偶然ならそれはそれでヤマトの神の采配(笑))。
ヤマトの見事なまでの復活を体感できて、涙腺決壊しました。
私の中をすべてヤマトに占領された感じ。
脳がヤマトにもう一回フォーマットされたとでも申せましょうか(既にフォーマットされてるんですけどね)。
第1話上映でヤマト世界への導入、生アフレコで波動砲、特報でヤマト発進。
ヤマトのエッセンスをうまく配置したすばらしい構成のイベントでした。
多幸感に満ちたまま家路に着いた、思い出に残る一日でした。
オープニング映像の上映が終わり。
ちなみに↑のタイトル「クロージング」というのは、当時ヤマトのサントラに「真っ赤なスカーフ」が「クロージングテーマ」と記載されてたことから。
エンディングっていう言い方が一般化しましたがクロージングの方がなんかオシャレ。
発進式、閉幕します。
ヤマト2199の大ヒットとヤマトファンの皆さんの健康を祈念して出演者全員で鏡割り。
酒樽のラベルは「美伊(ミー)」。
実際に「三井(みい)」という銘柄はあるそうです。
木鎚が足りなそうでちゃんと足りてたところで出渕さんの挨拶と沖田艦長役の菅生さんの「ヤマト発進!」の掛け声で酒樽が割られ。
プレス向けの撮影時間があり。
客席をバックにして全員起立敬礼しての撮影あり。
今後の公開やDVD・ブルーレイ発売の日程などが駆け足で告知。本当に時間が押してたんでしょうね、すっごい駆け足でした。商売上大事なところでしょうに(笑)
最後に一人ずつご挨拶。
以下、直接話法で書いてますが記憶のまままとめただけで必ずしも発言通りではありません。
ささきさんはハツラツとした調子で「またヤマトが大ヒットしますように、みなさんヨロシク!」
前のトークでも「親子二代と一緒に仕事が出来て嬉しい」といった言葉もありました。
オフィシャルな形での参加、本当に嬉しいのだと思います。もちろん我々ファンも感無量です。
彬良さん「僕らの世代の責任、親としての責任、責任という言葉を貫いて行こうと思います。ついて来て下さい」。
ヤマト世代として、宮川泰の息子として、という文言こそありませんが要はそういうことだと思います。
ヤマトの新しい顔として紛うこと無き正統性があるのはこの人だけと言ったら言い過ぎでしょうか。余人を以て替え難い人なだけに責任を感じているのだと思います。
思い入れという点でも普通の仕事とは違うのだと察します。
我々の世代、言ってしまえば「ヤマト戦中派」なら気持ち、十分に解ります。
ついて行きますの気持ちを込めて思いっきり拍手しました。
ついでに行こうかどうしようか迷ってた兵庫県三田のコンサート行くことに決めました。
菅生さんの挨拶は最後の一言「頑張ります」が印象的でした。
前のトークでは舞台の仕事に触れられていて、ロシアの軍医の役で沖田艦長そっくりの衣裳を着ているという話もあり、それなりにベテランの役者さんかと思いますが謙虚に役に取り組もうという人柄が「頑張ります」の一言に感じられました。
小野さんはマイクを受け取る時に「戦術長、受け取りました」と、波動砲発射時に島から操縦を引き継ぐセリフで会場を笑わせつつ「ここからは客席全体がブリッジに見えます」と、今思い出してもグッと来る言葉。
たしかにネットニュースの画像を見たら、客席が艦橋みたいでした。
「ヤマトを知っている世代とこれから知る世代の架け橋にこの作品がなれるように頑張ります」
そして出渕さん「4年前にこの話をいただいた時に火中の栗を拾う気持ちで引き受けました。この4年間色々なことがありました。100人のヤマトファンがいれば100通りのヤマトがあり、その全てを満足させるのは難しい、ほぼ不可能ですが最大公約数的にこれがヤマトだと思っていただけるレベルには持って行けたと思っております。本日はヤマト2199発進式に乗船いただきありがとうございました」
ネットニュースの見出しに「出渕監督、感無量」とあるのはこの挨拶での印象だと思います。
イベント中は明るいノリに努めいた出渕さんもやはりこの場面で思いがこみ上げてきたのでは、と思いました。
「乗船いただきありがとうございました」の言葉に、ヤマトという巨大な船を引っ張って来た気持ちが偲ばれ、またヤマトファンとして「乗船」できたことを嬉しく思います。
交響組曲の「勝利」が流れる中、登壇者の皆さんが手を振りながらステージを後にします。
これで終わってればああ良いイベントだったなあ~位の印象で終わったと思います。
でもまだ続きがあったのです。
席を立つお客さんもいる中、場内が暗くなりスクリーンに何かが、ヤマト的に言えば「スクリーンに何か反応しています」状態(笑)
そこには「時に西暦2199年」の文字。
都市帝国の中から超巨大戦艦が現れたような超ど級のインパクトが我々を待っていました。
ちなみに↑のタイトル「クロージング」というのは、当時ヤマトのサントラに「真っ赤なスカーフ」が「クロージングテーマ」と記載されてたことから。
エンディングっていう言い方が一般化しましたがクロージングの方がなんかオシャレ。
発進式、閉幕します。
ヤマト2199の大ヒットとヤマトファンの皆さんの健康を祈念して出演者全員で鏡割り。
酒樽のラベルは「美伊(ミー)」。
実際に「三井(みい)」という銘柄はあるそうです。
木鎚が足りなそうでちゃんと足りてたところで出渕さんの挨拶と沖田艦長役の菅生さんの「ヤマト発進!」の掛け声で酒樽が割られ。
プレス向けの撮影時間があり。
客席をバックにして全員起立敬礼しての撮影あり。
今後の公開やDVD・ブルーレイ発売の日程などが駆け足で告知。本当に時間が押してたんでしょうね、すっごい駆け足でした。商売上大事なところでしょうに(笑)
最後に一人ずつご挨拶。
以下、直接話法で書いてますが記憶のまままとめただけで必ずしも発言通りではありません。
ささきさんはハツラツとした調子で「またヤマトが大ヒットしますように、みなさんヨロシク!」
前のトークでも「親子二代と一緒に仕事が出来て嬉しい」といった言葉もありました。
オフィシャルな形での参加、本当に嬉しいのだと思います。もちろん我々ファンも感無量です。
彬良さん「僕らの世代の責任、親としての責任、責任という言葉を貫いて行こうと思います。ついて来て下さい」。
ヤマト世代として、宮川泰の息子として、という文言こそありませんが要はそういうことだと思います。
ヤマトの新しい顔として紛うこと無き正統性があるのはこの人だけと言ったら言い過ぎでしょうか。余人を以て替え難い人なだけに責任を感じているのだと思います。
思い入れという点でも普通の仕事とは違うのだと察します。
我々の世代、言ってしまえば「ヤマト戦中派」なら気持ち、十分に解ります。
ついて行きますの気持ちを込めて思いっきり拍手しました。
ついでに行こうかどうしようか迷ってた兵庫県三田のコンサート行くことに決めました。
菅生さんの挨拶は最後の一言「頑張ります」が印象的でした。
前のトークでは舞台の仕事に触れられていて、ロシアの軍医の役で沖田艦長そっくりの衣裳を着ているという話もあり、それなりにベテランの役者さんかと思いますが謙虚に役に取り組もうという人柄が「頑張ります」の一言に感じられました。
小野さんはマイクを受け取る時に「戦術長、受け取りました」と、波動砲発射時に島から操縦を引き継ぐセリフで会場を笑わせつつ「ここからは客席全体がブリッジに見えます」と、今思い出してもグッと来る言葉。
たしかにネットニュースの画像を見たら、客席が艦橋みたいでした。
「ヤマトを知っている世代とこれから知る世代の架け橋にこの作品がなれるように頑張ります」
そして出渕さん「4年前にこの話をいただいた時に火中の栗を拾う気持ちで引き受けました。この4年間色々なことがありました。100人のヤマトファンがいれば100通りのヤマトがあり、その全てを満足させるのは難しい、ほぼ不可能ですが最大公約数的にこれがヤマトだと思っていただけるレベルには持って行けたと思っております。本日はヤマト2199発進式に乗船いただきありがとうございました」
ネットニュースの見出しに「出渕監督、感無量」とあるのはこの挨拶での印象だと思います。
イベント中は明るいノリに努めいた出渕さんもやはりこの場面で思いがこみ上げてきたのでは、と思いました。
「乗船いただきありがとうございました」の言葉に、ヤマトという巨大な船を引っ張って来た気持ちが偲ばれ、またヤマトファンとして「乗船」できたことを嬉しく思います。
交響組曲の「勝利」が流れる中、登壇者の皆さんが手を振りながらステージを後にします。
これで終わってればああ良いイベントだったなあ~位の印象で終わったと思います。
でもまだ続きがあったのです。
席を立つお客さんもいる中、場内が暗くなりスクリーンに何かが、ヤマト的に言えば「スクリーンに何か反応しています」状態(笑)
そこには「時に西暦2199年」の文字。
都市帝国の中から超巨大戦艦が現れたような超ど級のインパクトが我々を待っていました。