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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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いつか観なきゃ観なきゃで思って数十年。

やっとちゃんと通した観ました。

モンタージュの手法を確立したと言われる、ソ連のセルゲイ・エイゼンシュタインの作品。

その代表が「オデッサの階段」のシーン。

パニックに陥る群衆を描くこの場面で、

階段を落ちる乳母車を縦糸に、

泣き叫ぶ赤ちゃん、それを顧みない人々、青ざめる母親。

これらのカットの組み合わせで

状況全体を描出する。

今の目で見れば

カメラ目線での母親の表情がいかにもレンズ前での一人演技の感が漂うなど

洗練されてないと写る映像もありはするものの

今では普通に行われる「カット割り」を先駆的に試みた

歴史的意義の前にはあまりにも些末。


またアニメファン的には戦艦の甲板の上のモブシーンなどが、宮﨑駿に与えた影響も明らかであり、

映像的記憶の宝庫としても、もっと早く観ておけば良かったと悔やまれました。
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