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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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2D吹替、2D字幕(公開初日・一日二回)、
3D吹替、3D吹替(公開二週・一日二回)、2D吹替、
2D吹替、2D字幕(公開三週・一日に二回)につづき
2D吹替、2D吹替(公開四週・一日に二回)
通算9回。

これだけ見ていても難しい箇所があったり、
新たに面白いと思う箇所がある。

上映終了後に、鑑賞していた若い人グループの会話が聞こえてきた。

「面白かったけど、わからない。そして眠くなる」

おそらく、この辺が多く抱かれる感想ではないだろうか。

「わからない」「眠い」辺りに引っ張られる人も多いと思うが、
そう、大事なことは眠くて見ていないこともあるのである。

この映画は、子供を退屈さないための手管を弄する、といったところが無いため
「テンポが遅い」「退屈」「わからない」「寝た」で済まされてしまう要素を多分に含んでいる。

そして原作を読んでいないと理解できないどころか、その原作自体が理解しにくい上
その理解し難さを解説したり解きほぐしたりしようともいしていない。
映画は、原作の持つ味わいや風合いの再現、ということに傾注することで、
観客が「よくわからないけど、裏になりかありそう」と思ってくれることを求めている。
そして前半の意味がわからなかった観客も
後半のアクションを経た後のラストシーンを見た後、
前半の持つ意味に、興味が湧くことがあるだろう。
そうした「全体の構成」に気付けば、そのマスターピースとして原作に
いざなわれていくだろう。
その原作もまた、人間が生きているこの世界の「全体の構成」を描いている。
それをざっくり纏めてしまえば「人の生と宇宙」になるだろう。

原作と映画の関係性が織りなす「全体の構成」に映画を通じて意識が向けば
限りない価値を持つ一本となるだろう。








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