特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています
大泉パラダイスのブログです。
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(02/10)
(02/08)
(02/07)
(02/04)
(02/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
opara
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(07/14)
(07/15)
(07/17)
(08/03)
(11/18)
アクセス解析
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
まず時系列を確認しておこう。
テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が世に出たのは1974年。
その後、再放送を通じて人気が出て
映画として公開されて大ヒットしたのが1977年である。
「スターウォーズ」の日本公開はその翌年の1978年であって、
この手のジャンルが好きな日本人はおそらく先にヤマトを観ているのではないだろうか。
私もヤマトに先に接し、ファンになっている。
当時はむしろ、スターウォーズ公開当時は同時期に日本へやってきた
「未知との遭遇」と比較、つまりどちらが好きかという話題のされ方の方が多かったと記憶するが
(それはおそらくルーカス派かスピルバーグ派かといった形で
観客は自分自身の嗜好傾向を意識したものと思われる)
それでも個人的には、ヤマトとの対比の中でスターウォーズを観ていたことも
偽らざるところではある。
公平に観る意味でも、また映画史に残る作品だろうという予感もあり
きちんと前売り券を買って、最初の三部作は劇場に足を運んでいる。
映像のクオリティとしては圧倒的にスターウォーズの方が上回っていることは確かだが
敵の戦闘機を撃墜してヒャッホー(今の表現ならヒャッハーか)と快哉を叫ぶノリには
表現として率直に抵抗感を感じたし、
また敵を倒して勲章をもらってハッピーエンドというラストにも
映画の結末としては何らおかしくないとは思いつつも、戦争を扱う映画として好きにはなれないと感じたのは
やはり先にヤマトを観ていた影響がなかったとは言えない。
ヤマトのラスト(正確には敵の本星へ乗り込むクライマックス)は
完全勝利を迎えたヤマト(側)が、戦いそのものを後悔するというものである。
ここに、敗戦国日本のメンタリティの、屈折した内省的な戦争観を見る。
(後に庵野秀明が「ヤマトは敗戦国だからこそ出来たアニメ」と述べていることが
同じ意味かどうかは分からないが、大筋では同じだと思っている)
その意味で、スターウォーズは、
いかにも戦勝国の映画だなあと感じたものである。
テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が世に出たのは1974年。
その後、再放送を通じて人気が出て
映画として公開されて大ヒットしたのが1977年である。
「スターウォーズ」の日本公開はその翌年の1978年であって、
この手のジャンルが好きな日本人はおそらく先にヤマトを観ているのではないだろうか。
私もヤマトに先に接し、ファンになっている。
当時はむしろ、スターウォーズ公開当時は同時期に日本へやってきた
「未知との遭遇」と比較、つまりどちらが好きかという話題のされ方の方が多かったと記憶するが
(それはおそらくルーカス派かスピルバーグ派かといった形で
観客は自分自身の嗜好傾向を意識したものと思われる)
それでも個人的には、ヤマトとの対比の中でスターウォーズを観ていたことも
偽らざるところではある。
公平に観る意味でも、また映画史に残る作品だろうという予感もあり
きちんと前売り券を買って、最初の三部作は劇場に足を運んでいる。
映像のクオリティとしては圧倒的にスターウォーズの方が上回っていることは確かだが
敵の戦闘機を撃墜してヒャッホー(今の表現ならヒャッハーか)と快哉を叫ぶノリには
表現として率直に抵抗感を感じたし、
また敵を倒して勲章をもらってハッピーエンドというラストにも
映画の結末としては何らおかしくないとは思いつつも、戦争を扱う映画として好きにはなれないと感じたのは
やはり先にヤマトを観ていた影響がなかったとは言えない。
ヤマトのラスト(正確には敵の本星へ乗り込むクライマックス)は
完全勝利を迎えたヤマト(側)が、戦いそのものを後悔するというものである。
ここに、敗戦国日本のメンタリティの、屈折した内省的な戦争観を見る。
(後に庵野秀明が「ヤマトは敗戦国だからこそ出来たアニメ」と述べていることが
同じ意味かどうかは分からないが、大筋では同じだと思っている)
その意味で、スターウォーズは、
いかにも戦勝国の映画だなあと感じたものである。
PR
この記事にコメントする