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特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています 大泉パラダイスのブログです。
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講談社現代新書 定価740円税別 2013年6月20日発行

購入したのは遅ればせながら、2014年2月26日。


子供の頃からピアノ線や背中のチャックが見えたりすることにがっかりしたり揶揄するどころか、だからこそ面白いと思ってた私には、これは本当に読みたかったタイプの本。


ウルトラで産湯を使いそのまま歳をとってきたような自分には、円谷内部の視点から歴史と経済を記述した教科書。いや教科書ガイド。参考書、副読本に近いでしょうか。

異なる立場の関係者からすると、いやそれは違うっていう話もあるのでしょうが、暴露本的語り口とは対局にある抑制の利いた文体が、この本の信用性と客観性を担保していると感じました。


金城さんのこと、成田さんのこと、80の路線変更 etc.こういう本を書いてくれる人が出現するのを待っていた、読みながら納得している自分を見てそう思います。







86p アメリカと日本のヒーロー文化の違いについて。“アメリカではより現実味のある等身大ヒーローが主流” “キングコングなどの巨大怪獣は存在しても、それと闘うヒーローが巨大化することはありません”

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高畑勲/宮﨑駿/鈴木敏夫


風立ちぬについて。

高畑「恋愛映画として納得しました。でも、これは言っちゃっていいのかな。映画の終盤に変わり果てた大量の零戦が並ぶシーンがありましたが、その前に、この大戦で何があったのか、客観描写でいいから描くべきだったなじゃないかと思いましたね」

宮﨑「それは僕も十分考えました。でも、そういうシーンを描くと、アリバイ作りのような気がして……。それでもうやめようと」

高畑「零戦が残骸になると同時にまず人間が、あんなに大勢死んだんです。ある一定の年齢より上の人はともかく、若い世代には、あの戦争がどういうものだったか分かっていな人がたくさんいる。だから、どういう形ででも描いてほしかった。でも宮さんが十分考えた上だとは思った。考えないわけないから」

宮﨑「うん。零戦に関するドキュメント映像をたくさん観すぎたせいもあるかもしれないけれど、そういう証言や記録はいっぱいあるわけですね。そういうものにまったく触れずに、アニメーションだけで全部を観客に理解してもらうのは無理だろうと。棘になるだけだと思ったんです。当初の構想では、そういう場面を入れていたんだけど、零戦は日中戦争から終戦までずっと飛んでいますから、長くなってしまうんですね」

高畑「でも、ほんの短くても、どういうことがあったか思い出すだけの時間があってもよかったと思うね」

宮﨑「パクさん(高畑氏の愛称)のような意見が出てくると思っていましたけど、それを描いたとして、零戦の設計者である堀越二郎の人間像が変わるかといったら、全然変わらないんですよ」

高畑「それはわかりますね」
シナリオに「昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました」とあったら円谷一とかのオーソドックスな撮り方だと「おじいさんおばあさん」を普通に撮るのに、実相寺昭雄は「この場所のおじいさん、そしてこの場所のこのアングルのこのおばあさん」を凝りに凝る感じ。

昨日(2014年3月4日(火))にフジテレビで放送された「R―1ぐらんぷり」に出ていた、サッカーの本田選手のものまねやる人を見て。
翌日、ユニクロのCMで本田を見ると笑えるようになっていた。
いや、前からなんとなく感じていたものが笑いを通じてはっきり認識できたと言おうか。



「履きやすいんですよね」という普通の人が言うと何でもない一言がこの人の口を通すと重く聞こえるという、「やってることは通販番組の※個人の感想ですと変わらないのに」をあからさまにしてしまう。

カリスマの持つうさんくささを一気に無毒化して受け入れやすくしてしまう、お笑いの社会的機能てでも言えましょうか。
受けての受容体を変容させて受け入れ可能にしてしまう。

ちなみに筆者はサッカー中継は、地デジのテレビで見ると直射日光の当たったピッチの緑色ってキレーだなー、とかサッカーアニメだと地面の送りがすごい勢いで続くけど実際は違うよなー、ってな感じで見てる人。でもドーハの悲劇は強烈に印象に残ってる、という程度の人。

本田選手は下の名前も出てこない程の知識なので、好きでも嫌いでもないです。
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