特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています
大泉パラダイスのブログです。
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「スポコン展!」の「!」までが会の名称である。
巨人の星、アタック№1などの東京ムービー作品のスポーツものアニメに関する展示会。
あしたのジョーに関しては、「1」を制作した虫プロの協力の下にありセル画などが展示されているが、映像展示や設定書の展示は「2」がメイン。
セル画や原画などについては、現存するものがすくないためであろう、原作漫画の原稿が壁に掲示されており、主に観覧者が列をつくっていたのはこれであるが、アニメ関連の資料として貴重なのはガラスケースの中の「原画」であろう。
ただし、アニメ制作工程における「原画」ではなく、書籍掲載用に描き下ろされた絵の「原画」もかなりの数があり、むしろそちらの方が多い。
その辺りのキャプションは特になく「原画」として、展示されているのみであるが、中には明らかに荒木伸吾の筆によるものもあり、鉛筆の筆致を楽しむには良いだろう。
映像展示は、たとえば巨人の星であれば大リーグボール1号、2号、3号ごとに名場面を編集たもの。とかくアニメの展示会の映像展示では、番組のオープニングなどが流されるだけという場合が多いことを考えれば、手間がかけられてはいるが、大リーグボール1号を花形が打ち返すシーンが入っていないのは疑問。また文字解説の内容も、大リーグボールの仕組みなどについてだけで、バッターがそれらをどのように攻略したかについては触れられておらず、映像でオズマの見えないスイングを見せられてもその意味が分からない人は多かっただろう。ただ、この辺解説を始めると「こみいった話」に陥ることが必至なので、あえて避けたとするならそれも分からないでもない。
ただ、オープニング映像もそれはそれで見所は多く、巨人の星の場合は原画の中にOPのものが含まれていたので、比較して見る楽しみが生まれたはずである。
またアタック№1は、シリーズ後半でキャラクターが成長したことで絵の魅力は半減していると個人的には思っており、作品全体のイメージを提示する意味でもOPの上映は望ましいところである。
また木村圭市郎の原画による主人公・鮎原こずえの動きや表情が、後に金田伊功に強い影響を与えたというアニメ史も踏まえておきたいところである。しかし、こずえの表情(ボールノックをコーチから受けてのけぞる辺り)に関しては、展示物のタイトル表記の背景に大きくあしらわれたり、商品にも使用されたりはしている。
花形の大リーグボール1号の撃ち返しという荒木伸吾原画による名場面であるが、展示内容にはなかったものの、グッズ展開の中では映像が(もちろん静止画として)使われており、このような商品展開をするなら、それこそ展示映像で先に見せておくべきであったのにと思う。
物販コーナーではパンダコパンダやガンバ、ルパン三世など同社の他作品のグッズも。
ルパンの商品がまとめられているコーナーはその中心が、峰不二子という女などの物であるため、その中に置かれたモニタで上映されているのもてっきりそれの映像かと思って見過ごしそうになってしまったが、なんとそうではなく、今制作中の友永和秀による新作の新規映像であった。ルパン三世の公式サイトで8月26日から公開されていたもののようだが、筆者は会場で初めて見た。アクションの小気味よさが今一つというのが第一印象である。
展示会を催して、グッズを売るという商売がすっかり定着していることを実感するとともに、相対的に展示内容そのもの、特に解説における充実度が気になってくる。
マニアックになりすぎることをおそらく主催者側が嫌うと思うが、内容もレベルを上げ、さらに商品販売も拍車がかかっていくような運営方法がまだまだ模索されるべきであると考える。
巨人の星、アタック№1などの東京ムービー作品のスポーツものアニメに関する展示会。
あしたのジョーに関しては、「1」を制作した虫プロの協力の下にありセル画などが展示されているが、映像展示や設定書の展示は「2」がメイン。
セル画や原画などについては、現存するものがすくないためであろう、原作漫画の原稿が壁に掲示されており、主に観覧者が列をつくっていたのはこれであるが、アニメ関連の資料として貴重なのはガラスケースの中の「原画」であろう。
ただし、アニメ制作工程における「原画」ではなく、書籍掲載用に描き下ろされた絵の「原画」もかなりの数があり、むしろそちらの方が多い。
その辺りのキャプションは特になく「原画」として、展示されているのみであるが、中には明らかに荒木伸吾の筆によるものもあり、鉛筆の筆致を楽しむには良いだろう。
映像展示は、たとえば巨人の星であれば大リーグボール1号、2号、3号ごとに名場面を編集たもの。とかくアニメの展示会の映像展示では、番組のオープニングなどが流されるだけという場合が多いことを考えれば、手間がかけられてはいるが、大リーグボール1号を花形が打ち返すシーンが入っていないのは疑問。また文字解説の内容も、大リーグボールの仕組みなどについてだけで、バッターがそれらをどのように攻略したかについては触れられておらず、映像でオズマの見えないスイングを見せられてもその意味が分からない人は多かっただろう。ただ、この辺解説を始めると「こみいった話」に陥ることが必至なので、あえて避けたとするならそれも分からないでもない。
ただ、オープニング映像もそれはそれで見所は多く、巨人の星の場合は原画の中にOPのものが含まれていたので、比較して見る楽しみが生まれたはずである。
またアタック№1は、シリーズ後半でキャラクターが成長したことで絵の魅力は半減していると個人的には思っており、作品全体のイメージを提示する意味でもOPの上映は望ましいところである。
また木村圭市郎の原画による主人公・鮎原こずえの動きや表情が、後に金田伊功に強い影響を与えたというアニメ史も踏まえておきたいところである。しかし、こずえの表情(ボールノックをコーチから受けてのけぞる辺り)に関しては、展示物のタイトル表記の背景に大きくあしらわれたり、商品にも使用されたりはしている。
花形の大リーグボール1号の撃ち返しという荒木伸吾原画による名場面であるが、展示内容にはなかったものの、グッズ展開の中では映像が(もちろん静止画として)使われており、このような商品展開をするなら、それこそ展示映像で先に見せておくべきであったのにと思う。
物販コーナーではパンダコパンダやガンバ、ルパン三世など同社の他作品のグッズも。
ルパンの商品がまとめられているコーナーはその中心が、峰不二子という女などの物であるため、その中に置かれたモニタで上映されているのもてっきりそれの映像かと思って見過ごしそうになってしまったが、なんとそうではなく、今制作中の友永和秀による新作の新規映像であった。ルパン三世の公式サイトで8月26日から公開されていたもののようだが、筆者は会場で初めて見た。アクションの小気味よさが今一つというのが第一印象である。
展示会を催して、グッズを売るという商売がすっかり定着していることを実感するとともに、相対的に展示内容そのもの、特に解説における充実度が気になってくる。
マニアックになりすぎることをおそらく主催者側が嫌うと思うが、内容もレベルを上げ、さらに商品販売も拍車がかかっていくような運営方法がまだまだ模索されるべきであると考える。
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