特撮・アニメの作品レビューの同人誌を発行しています
大泉パラダイスのブログです。
カレンダー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新記事
(02/10)
(02/08)
(02/07)
(02/04)
(02/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
opara
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(07/14)
(07/15)
(07/17)
(08/03)
(11/18)
アクセス解析
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
予告を見た時点で「八代さん」が再登場するというのでかなり面白いなあと思っていた今回の「アギト編」、思った以上。この番組はパラレルワールドを巡るというお話な訳ですが、考えてみれば「クウガ」と「アギト」がそもそもパラレルワールドみたいなものだったんですよね。当時の白倉Pのコメントによると続編を希望する側の意向、希望しない側の意向を組んだ結果、アギトはクウガの設定を受け継ぎつつも直結した時代設定にしないことで、並列した時間軸で展開する世界にしたとのことでした。平成ライダーはそもそもこういう始まり方をしていた訳で、この事実そのものをドラマにしたような面白さが今回の「アギト編」。平成ライダーの立ち上がり方そのものが「ディケイド」の構想の準備となっていたような気までしてしまいます。そして各ライダー世界を巡る順番が放送順ではなかったことにも、クウガ編とアギト編との間に一定の期間を置くためだったという理由もありそうです。「ディケイド」という番組が作られた意義の一つがこの「アギト編」と言えるのではないでしょうか。
クウガ編の時に手近の物体を武器に変形させる様を見て「よく出来てやがる」という門矢士の台詞がありましたが、製作者の気持ちの吐露のようにも聞こえることが面白い所だったのですが、今回は「これならクウガはいらねえなアハハ」という、これまた登場人物の言葉であると共に当時のスタッフの気持ちなのではと思わせる台詞もあり、大変面白いです。G3Xの活躍ぶりをやや間抜けにすることで、この台詞をシャレになるレベルに落とし込んでいる所が救いだったりもします。
各ライダーの世界は互いが平行世界な訳ですが、たぶん「パラレルワールド」という言い方にはそういう意味のほかに、例えば「アギト編」が「仮面ライダーアギト」の「パラレルワールドになっている」という意味もあるはずです。いえ、そもそも我々が住んでいる世界もただ一つの世界のようでいて、実は起こりえるいくつもの可能性の一つが実現したに過ぎない世界でもある訳で、実現しなかったいくつかの世界があると考えれば、一つの「世界」に同時併行的なものを見ることも可能です。多分もの作りに携わっている人、特に多くの人がアイデアを持ち寄ってそこから選んだり削ったりして一つの作品に纏める仕事をしている人はそういう思いを抱いているはずです。今回のアギト編は特に元の「アギト」の設定がかなり生かされていることもあり、マイナーチェンジした部分の方が目立ちます。例えばグロンギの怪人をロード怪人が倒すという件。「アギト」の1話にはそういう描写はないのですが、「クウガ」の続編なのですからあってもおかしくはなかった訳です。当時取り得たかも知れない選択肢が選び直されている感じが実に面白いです。昔の「仮面ライダー」でショッカーがゲルショッカーに組織改編した際、ゲルショッカーの怪人がショッカーの戦闘員を処分するといった場面があったのを思い出しますし、「ウルトラマンタロウ」でも怪獣が超獣を倒すという件がありましたが、こういうのって続編に登場する新しい敵の強さを印象付ける常套手段でもあり、燃える展開なのです。
サブタイトルの軽い印象に反して結構重いものを含む内容。仲間が敵に操られて望まない戦いを強いられる、というお話はダブルライダーの昔から定番ネタですが、本人の意に反して戦っているだけなので、向かう方向は「目を覚ませー!」になり、目を覚ました後は「良かった良かった一時はどうなる事かと」で終わるのが普通で自責の念に駆られたりする部分の描写に力を入れる事はそんなにないと思うんですが、シンケンジャーはそこにポイントを置くところに特長があると言えましょうか。流ノ介のいつものボケに行くのかと思いきや、本気で自分を責めている様子なのは、その後で丈瑠が更に自責の念を吐露する前振りでもある訳です。アヤカシが掛けた術を解く為にモヂカラを流ノ介に注入することは流ノ介を死に至らしめる可能性があった、というストーリーのキモになる部分を戦闘場面ではなく、戦闘が終了した後に持って来ているのが脚本構成上のミソになっています。「良かった良かった」で終わるのではなく、実は命を奪う可能性もあったが助かった、と種明かしをする構成にする事で、殿の命を奪いかねなかった流ノ介、流ノ介の命を奪う可能性も想定していた丈瑠、互いの心中を吐露し、深まる信頼関係といった話の落としどころが明快になり、観る者の胸を打つのだと思います。泣かされてしまいました。
「桜茶」こそ出なかったものの「花嫁ゾロゾロ」でした。シャンゼリオン観てない人は是非この機会にどうぞ。
殿と茉子がおとりの結婚式を挙げていたのに、違うカップルが襲われるという所までは「花ゾロ」と展開は全く同じです。
二度目の作戦を仕掛けようという事になった時、ことはと茉子が次のような会話をしますが、
ことは「茉子ちゃん、今度はうちがやろか?」
茉子「ことはじゃまだ若すぎだって」
茉子「大丈夫、場所が判ったらすぐ連絡するから」
茉子の台詞の一つ目と二つ目の間に何か欠けているような気がします。「花ゾロ」的にはたぶんこんなやり取りが…
茉子「ことはじゃまだ若すぎだって」
ことは「そんなことないんちゃう?茉子ちゃんの方こそ年とりすぎやわ」
茉子「外道衆はあんたみたいな子供は相手にしないわよ」
ことは「茉子ちゃんこそ一生独身の相がでてるから相手にされへんわ。おーほっほっほ」
茉子「おーほっほっほ」
そしてことはが花嫁役をやることになるが、やはり外道衆は他の結婚式を襲い、
ことは「おのれ!ダークザイド!」
千明「おのれじゃねえよ!それにダークザイドじゃねえし」
ってな感じの展開が省略されているはずです。たぶんDVDに入ると思いますので買って確認しませう。
殿と茉子がおとりの結婚式を挙げていたのに、違うカップルが襲われるという所までは「花ゾロ」と展開は全く同じです。
二度目の作戦を仕掛けようという事になった時、ことはと茉子が次のような会話をしますが、
ことは「茉子ちゃん、今度はうちがやろか?」
茉子「ことはじゃまだ若すぎだって」
茉子「大丈夫、場所が判ったらすぐ連絡するから」
茉子の台詞の一つ目と二つ目の間に何か欠けているような気がします。「花ゾロ」的にはたぶんこんなやり取りが…
茉子「ことはじゃまだ若すぎだって」
ことは「そんなことないんちゃう?茉子ちゃんの方こそ年とりすぎやわ」
茉子「外道衆はあんたみたいな子供は相手にしないわよ」
ことは「茉子ちゃんこそ一生独身の相がでてるから相手にされへんわ。おーほっほっほ」
茉子「おーほっほっほ」
そしてことはが花嫁役をやることになるが、やはり外道衆は他の結婚式を襲い、
ことは「おのれ!ダークザイド!」
千明「おのれじゃねえよ!それにダークザイドじゃねえし」
ってな感じの展開が省略されているはずです。たぶんDVDに入ると思いますので買って確認しませう。